「慰謝料200万」を請求され、人生崩壊…“パパ活派遣社員”の後悔
東京のように家賃や物価の高い地域で一人暮らしをするのは大きな負担。特に20代の若い女性であれば、ほとんどの方は収入に余裕があるとはいえないだろう。そのため、昼間は会社勤めをしている女性であっても副業感覚でパパ活に手を染めるケースも少なくない。
5年前、それまで勤めていた会社を辞めて北海道から上京した伊藤里美さん(仮名・29歳)。東京では派遣社員として働いていたがその給料だけでは生活が苦しく、パパ活に手を染めてしまう。ただし、当時は特に罪悪感を感じていなかったという。
「私だけがやってるわけじゃないし、風俗やキャバクラでバイトするよりはまだいいかなって。実際に働いている方が聞いたら怒るでしょうけど、そこまで堕ちたくないと思っていました。パパ活はあくまでプライベートの範疇に過ぎず、仕事じゃないから嫌な相手とは会わなければいい。そんな風に自分に言い聞かせていました」
パパは有名マッチングアプリに登録してゲットし、相手は大手企業に勤めるアラフォー課長。半月に一度のペースで密会し、食事かお酒を軽く飲んだ後、ホテルに行くという流れで、パパからのお小遣いは1回2万5000円。アプリでやりとりしていた時、彼女のほうから提示した金額だ。
「調べたら2万円から3万円くらいの金額を設定している子が多かったので間を取りました。それでも月2回、夜の何時間が一緒に過ごすだけで5万円貰えますし、悪くないなって。それとマメな方でよくプレゼントもくれました。時計やアクセサリーに加え、『仕事関係で貰ったんだけど』って商品券や図書カードを頂いたり。お腹も少し出ているし、決してイケメンではなかったけど、物知りでいろんな話をしてくれるし、私の他愛のない話も嫌な顔ひとつせずに聞いてくれる。割り切った関係でしたがすごく居心地はよかったですし、できるだけこの関係を続けられたと思っていました」
ところが、男性との関係は予想外の形で突然終わりを迎える。2020年春、新型コロナが流行し始めると「しばらく会うのを控えよう」とメッセージが男性から届く。
でも、これに焦ったのが里美さん。この年の春にちょうど派遣先との契約が満了を迎え、新しい派遣先は出社早々にコロナの影響で出勤停止になってしまったからだ。
大手企業のアラフォー課長と月2回のパパ活契約
決してイケメンではなかったけど…
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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