カラテカ入江、闇営業騒動から4年経った今考える「信頼できる人の特徴」
2019年に「闇営業騒動」によって、吉本興業を契約解除されたお笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也さん。かつては、「友だち5000人芸人」と呼ばれ、人脈の豊富さをウリにテレビなどで活躍していたが、その幅広い人脈が奇しくも引き金となり、人生を激変させてしまうこととなった。
その後、清掃業に従事し、2020年に自らが社長となり清掃会社「ピカピカ」を立ち上げ。いまや全国に16店舗を構えるまでに成長している。入江さんを見るに、やはり人付き合いに関しては一日の長がある様子。2月に発売された最新刊『信用』(新潮社)のタイトルに絡め、「信頼できる人」はどういう人なのか伺った。
――すっかり清掃会社「ピカピカ」としての顔が板について来ました。全国16店舗展開とのことですが、どのあたりに支店があるんですか?
入江慎也(以下、入江):青森、福島、新潟、埼玉、千葉、神奈川、静岡、名古屋、岐阜、大阪、奈良・滋賀・京都、広島、熊本と、各地にフランチャイズで「やりたい」って言ってくれる人がいて、ありがたいことに広い範囲でやらせてもらっていますね。会社としては4期目で、利益もちょっとずつ出てきています。
――「やりたい」と言う人はどういうきっかけでつながるんですか。それこそ飲み会とか。
入江:僕にDMをくれる方や、会社の問い合わせフォーム、もちろんそういった機会からも広がっていくことがあります。あと、僕は知り合いの方の誕生日には必ずLINEをしていて、以前「誕生日おめでとうございます」と送った社長さんから、「久しぶりです!嬉しいです」って返ってきたことをきっかけに、大きな定期契約が決まりました。
――ただ、飲み会自体、どんな目的なのか精査しないと、また同じ轍を踏むことになりませんか。
入江:僕が積極的に人を繋ぐということはしなくなりました。ちょうど何年もコロナ禍で人と会う回数が減って、考える時間ができましたが、これまで、自分は人の言うことを何も疑うことなく信じてきたんだなと。それによって友人も増えて、芸人としての武器になっていたんですが、結果的に解雇されることになって……自分自身がいかに甘かったかを痛感した4年間でした。
「誕生日LINE」をきっかけに大型契約
いかに甘かったかを痛感した4年間
大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ
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