ただ応援する“ファン”を超え、周囲に“推し薦めたい”ほどの強い憧れ、敬愛の気持ちを表す言葉「推し」。いまや国民の5人に1人が推し活をしているともいわれるが、なかには常人には理解不能なものも。超マニアックな彼らの活動に迫った！ 【玉木雄一郎推し】うさのぼさん（仮名・26歳） 1997年生まれ。今年3月に大学を卒業。現在、国民民主党学生部広報局長として活動する傍ら、就活中の身 ＝＝＝＝＝ SNS政治が当たり前の時代において、政治家を支持や応援ではなく、“推す”人が増えている。それもタレント政治家ではない。現在大学を卒業したばかりの、うさのぼさん（仮名・26歳）は、3年前にアイドルグループ「嵐」の櫻井翔から、国民民主党代表・玉木雄一郎に推しを乗り換えた。 「玉木さんを推すきっかけは、前回の総選挙で、『対決より解決』と訴えるYouTubeを見たこと。心と容姿のあまりのイケメンぶりに魅了されて、嵐から“推し変”しました。このアクリルスタンドは同党の鈴木あつしさんが50セット限定で発売したものですが、当然、発表日に予約しましたね」 自身が就職活動を鬱病で断念した経緯から玉木氏の“弱きを助け強きを挫く”という活動方針にも敬意を抱く。 「自分を含め、報われない人に手を差し伸べるため、無償のお手伝いもしています。憧れの玉木さんの仲間にもなれたことで、承認欲求が満たされるんです」