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トニセンの3人が語る“活動を続ける意味”「環境が変わったとしても、続けられるような前例をつくりたかった」

リーダー気質じゃない。だから対話を大事にする

――昨年から井ノ原さんはジャニーズアイランド社長として、Jr.の育成に携わっています。 井ノ原:僕は腕っぷし強く「ついてこい!」っていうタイプじゃないので、みんなの力を借りながら成立させていきたいと思っています。まだまだコミュニケーションは足りないと思うけど、Jr.のコたちと毎日対話をしながら、いいものを作ろうと楽しんでやってます。 ――そのなかでも、ジャニーズとして継承したい部分とは? 井ノ原:礼儀とか規律とかルールも大事だけど、自分を見にきてくれたファンの方を楽しませる、喜ばせるということです。 長野:トニセンの全国ツアーにもJr.たちがバックダンサーで参加してくれたよね。井ノ原は出役でありながら、彼らの出番もチェックしていて、すごく大変な作業なんだと感じました。 坂本:誘ってもらって若い世代の舞台を見にいくと、「やっぱり原点ってこれだよな」と感じますし、元気がもらえる。初心を思い出させてくれるというか、改めて後輩たちから学ばせてもらうことも多いんですよ。 ――そんな21世紀に活躍する世代を見ていて、世代間のギャップは感じますか。 坂本:僕らがJr.の頃は50人ぐらいで、ダンスや歌もみんな同じぐらいの素人レベルでした。でも、今は事務所に入る段階で基本ができているから、その集団から抜きんでるというのは大変かもしれない。 井ノ原:そうだね。僕らは昭和、平成、令和と時代の移り変わりを経験してきて。そのなかでアイドルの在り方なども大きく変わっているなと感じる。だって、今のコたちは生まれたときからスマホがあって調べればなんでもわかるけど、僕らはポケベルも持ってなかった(笑)。 長野:テレビ番組でJr.と共演することはあるけど接点がなかった分、どう接していいか迷うときはある。「食事に連れてってください!」って言われるんだけど、僕の食事に行きたい衝動のペースにハマらないのよ(笑)。 井ノ原:それは長野くんが合わせれば済む話じゃない(笑)。
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後輩と良好な関係を築くためのコツとは?
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