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足の「匂い、蒸れ、不快感」が驚くほど解消される“5つの対処法”。真夏の革靴も怖くない

対処法③ 最近見かけないガチ仕様のアレを使う

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使い捨てKタイプは25足で1738円、100足で5456円。写真は公式HPより

次に、吸湿に効果的なアプローチとして、紙でできた使い捨ての中敷き「アシート」があります。30年近く前からずっと売れ続けているロングセラーですが、最近売っていない靴屋が多く、意外と知らない方が多いようです。もともとは青果市場などで一日中ゴム長靴を履いているようなガチの方に向けた商品なので、吸湿効果は言うまでもありません。 25足分で1738円。特殊加工された薄い段ボールでできています。タイプによっては2~3日もつものもあり、非常に薄いので靴がきつくなることがほぼありません。見た目の段ボール感が気になる方には、同メーカーの「SUASI」シリーズがおすすめです。 mure004飲食業の方であれば知らない人はいないのではないでしょうか? 筆者も数回使用したことがありますが、想像以上の吸湿効果でした。蒸れようが汚れようが、そもそも使い捨てなので蒸れる前に取り換えましょう。業務用の愛用者には、100足単位で「箱買い」でも販売されています。百貨店やハンズなどでは10足分から販売されているので、まずは効果を実感してみるといいでしょう。

対処法④ 通気性のいい革靴を履こう

そもそも革靴は、とにもかくにも妥協せずにフィットするものを選びましょう。靴が足に合わないと、そのストレスによって発汗量が増します。暑さの蒸れにストレスの汗が加わると、匂いだけではなく靴そのものの寿命も縮めてしまいます。
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ホーキンス通気性ビジネスシューズ「モンクストラップ」、1万1200円。写真は公式HPより

そのため、蒸れ対策に特化した靴もあります。男性におすすめなのはABCマートのホーキンスが出している「通気性シューズ」です。
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御覧の通り、穴があるので雨天時には注意が必要

実際に靴底に穴があいていて、歩くだけで空気が入ってくるアイデア商品。類似製品が各メーカーからも出ていますが、ダミーの穴だけで実際には通気口がふさがれている製品も多いので要注意。15年以上販売している実績のあるホーキンスの同シリーズは底の工夫だけではなく、ベロの位置、足首回り、カカトの絞り込みなど、シューフィッターの立場からみてもよくできています。慢性の水虫をお持ちの方は冬でも履くという方がいるほどです。
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足の匂いは女性のほうが悩んでいる
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こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ

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