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足の「匂い、蒸れ、不快感」が驚くほど解消される“5つの対処法”。真夏の革靴も怖くない

対処法⑤ 足の匂いは女性のほうが悩んでいる

女性は、そもそもパンプスが「匂い」「蒸れ」「不快感」の元凶なので、履かないのが一番の対策です。しかし、職場のルール上、必須ということもあるでしょう。どうしても履く必要がある場合は、パンプスタイプでありながらメッシュのアッパー+ハイテクソールの「スケッチャーズ」ならスーツスタイルにも溶け込むのでおすすめです。涼しくて足元も格段にラクになります。
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スケッチャーズ「ARYA-FOR-REAL」、9350円。写真は公式HPより

スケッチャーズの「ハイテクパンプスシリーズ」も、本国アメリカで飲食業などのパンプスが必須であるワーカーの声をもとにつくられた経緯があるので、動きやすさと通気性は折り紙つき。ストラップがついているものなら、足がまったくブレないので特におすすめです。 ちなみに、サステナブルが売りで流行りの各メーカーが販売している「ウォッシャブルパンプス」は、シューフィッターの立場としてはおすすめしません。通気性はよいものの、思いのほか素材の伸縮性がなく、ソールも薄すぎるので、足への衝撃が強すぎます。短時間での移動や、あくまでファッションとして割り切ったほうがいいでしょう。どうしてもスニーカーがアウトなら、つま先が空いている「オープントウ」のデザインにするだけでも足の蒸れはマシになります。
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銀座ダイアナ・コルクウェッジオープントゥパンプス、12650円。写真は公式HPより

蒸れて雑菌が繁殖するのはつま先です。つまり、つま先がオープンであれば蒸れにくくなるという算段です。サンダル以上、革靴未満でネイルもチラ見せができるので、シーズンごとに1足あると重宝するでしょう。 とにもかくにも、足元が気持ち悪いと気持ちも晴れません。もはや亜熱帯どころかインド人も悲鳴をあげる日本の気候に対して、これまでの靴では太刀打ちできません。足元の常識もどんどんアップデートしていきましょう。 文/シューフィッターこまつ
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ
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