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昭和好きインフルエンサー・阪田マリン、いつのまにか推される側になった“推し活ドリーム”

ニッチなものを推し続けたからこそ掴んだ栄光

超マニアック[推し活]の(狂)世界モノだけではなく、マインドの面でも指針になっているという。 「山口百恵さんが好きなんですが、あの方は人気絶頂のとき、『結婚して子育てに専念したいから』と、ライブでマイクを置いてきっぱりと引退したんです。自分が決めた道を、一切ブレることなく突き進む姿勢は、『人目を気にせず生きていく』私のモットーにもつながっています」 長らく彼女が力を入れている 「ネオ昭和」の発信活動は、まさに“百恵イズム”が根底にあると言える。 「ネオ昭和とは、昭和と現代のトレンドを組み合わせた新しい昭和像のことです。例えばバブル期のスーツに、今どきのメイクや髪型を合わせるとか。もっと同世代の子たちにも、昭和が生んできたカルチャーの良さを知ってほしいんですよね。ただ、そのまま勧めても、『古臭い』って思われてしまうこともあるから、取り入れやすい形を提案しています」 今年に入り、「ザ・ブラックキャンディーズ」の名で、“ネオ昭和歌謡ユニット”を結成。その新しさから、若年層のファンがつき始めている。ニッチなものを推し続けたからこそ、掴んだ栄光だった。
阪田マリン

吉田カレンさん(左)と結成した「ザ・ブラックキャンディーズ」

【阪田マリンさん】 昭和×令和を目指した独自の”ネオ昭和”を発信し、バズった投稿も数多い。Twitterフォロワー数は13万人 <取材・文/東田俊介>
大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ
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