恋愛・結婚

「毎月8万振り込め」金を無心する“毒母親”と絶縁するまで

今後干渉しないことを認めさせたが…

「私が思ったことを伝えても彼女は『でも……』とためらっており、母親からのマインドコントロールが抜けていないようでした。そこで時間をかけて義母が生活に困っていないのに自分がギリギリの生活をしてまで仕送りする必要はないこと、母親より自分を優先するべきだと時間をかけて粘り強く話しました」  その甲斐あって彼女も自身の母親が普通ではないことに気づき、仕送りをストップ。当然、激怒されたがこの時はすでにプロポーズを受けてくれたため、2人で実家を訪れて義母と対峙することに。  当日は会うなり「余計なことを吹き込んだのはお前か!」と口汚く罵られ、結婚にも大反対。もとより彼はそんなことも承知の上で、彼女も「これ以上干渉してくるようなら縁を切る」とハッキリと伝えたそうだ。  義母は納得する様子はまったく見られず、「結婚したければ300万円を結納金として払え」と言い出す始末。しかし、牧田さんとっては願ってもない展開だった。

再び金を無心してきた義母。そこで…

「本当はこちらから提案することも考えていたので助かりました。提示した額を受け入れる代わりにこちらから出した条件は、私たち夫婦に干渉しないこと。法的効力はないですが一応署名捺印をしてもらい、約束通り結納金は義母の口座に振り込みました」  その後、2人はささやかな結婚御披露目パーティを開いて入籍。新たな生活を踏み出したが、それから10か月後、それまで一度も連絡を寄こさなかった義母からの着信が入る。嫌な予感しかしなかったそうだが、出るなり挨拶の言葉は早々に言われたのはお金の催促。だが、村田さんはこれを拒否する。 「予想通りの展開で、むしろ想定よりも遅かったくらい。義母は電話口でキレていましたが私たち夫婦が住んでいた家の住所は教えておらず、それに近々海外赴任の予定があって引っ越しの準備をしていました。彼女の要望もあり、会社に異動願いを出していたんです
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何も告げないまま夫婦で海外転勤した結果
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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