円満な夫婦生活が破綻寸前に「子供はまだ欲しくない」“妻の手のひら返し”に愕然
結婚しても夫が転勤などになった場合、妻子を残して単身赴任することは珍しくない。また、理由は人それぞれだが夫婦関係が悪化した場合、どちらかが家を出て別居状態になることもある。
だが、なかにはお互い近距離に住んでおきながら結婚後もひとつ屋根の下で暮らさず、別居婚というカタチを選んだ夫婦もいる。
コロナ前の2019年、友人カップルの紹介で知り合った2歳下の女性と結婚した豊島孝輔さん(仮名・34歳)がまさにそれ。当初は同居するつもりだったが、冗談半分で口にした“別居婚”という言葉に妻が食いついてしまったそうだ。
「彼女はウェブデザインや動画編集などを扱う会社に勤めていますが、コロナ禍の間も今もオフィス勤務。ただし、夜は家に持ち帰って作業することも多く、納期前などは土日も自宅に籠って仕事をする時もありました。仮に結婚しても妻が夜中や休日も仕事をしていたらいくら夫婦でも気を遣うし、それは向こうにとっても同じだなって。簡単に結論を出したわけではないですが結婚前に何度も話し合い、『だったら今のままのほうがいいよね』ってことになったんです」
ただし、なるべく近いほうが行き来しやすいため、入籍に合わせて彼女が豊島さんのマンションから歩いて10分ほどのアパートに引っ越し。毎日というわけではないが週4~5日は会っており、週2日はどちらかの家に泊まるという。
「戸籍上は私のマンションに一緒に住んでいる形になっています。イメージとしてはウチの近くに彼女が仕事場用の部屋を借り、そこにいつも寝泊まりしてるって言うほうがしっくり来るかな。いずれにしても毎日顔を合わすわけじゃないため、ケンカも滅多にしなかったし、結婚後も恋人時代のような感覚でした。私も1人の時間が欲しかったですし、いい意味でバランスが取れていると思っていたんです」
ところが、結婚から4年が経ち、その考えは変わりつつある。今では妙案だと思った別居婚を一刻も早く解消し、一緒に住むべきだと思うようになったからだ。
籍は入れても一緒に暮らさず
意外と悪くない別居婚生活
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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