“ピエロ姿の怪人”に拉致され…順風満帆な漫画家を襲う「想像を絶する悲劇」<漫画>
苦節15年の漫画家・山村虎時は、連載作品の映画化が決まったその日、自身が生み出したダークヒーロー「ピエロマン」の手により想像を絶する悲劇に見舞われてしまう……。謎の復讐鬼・ピエロマンの正体とは一体?──驚天動地の“濡れ衣”サスペンス『ピエロマン』(日本文芸社)。
海外の連続ドラマを彷彿とさせるスピーディーなストーリー展開や、読者に共感を持たせる“無自覚な悪意”というギミックが各所に散りばめられた、週刊漫画ゴラクで連載中の作品『ピエロマン』(作画:高橋伸輔さん)。読者からは、「時間を忘れて一気読みした!」「ページをめくるのがもったいないくらい面白い」などと、次々と絶賛の声が寄せられるなど、今話題の注目作となっている。
そこで今回は、『ハカイジュウ』(秋田書店)などで知られ、この作品では原作を務める本田真吾さんにインタビューを敢行。本作が生まれるきっかけから、魅力についてお話を聞いた。
ピエロマンが、狂気の事件を次々と引き起こす本作について、本田さんは「当初は、もっと別の話を考えていました」と、初期の構想を教えてくれた。
「漠然とインパクトがある話を書きたいと思っていました。不謹慎ですが、大規模なテロに主人公が巻き込まれて、いろんなところが爆発したり飛行機が落ちたりするようなお話です(笑)」(本田真吾さん、以下同じ)
そこから、現在のストーリーに辿り着いたのは、漫画作品として読者をひと目で惹きつけるようなビジュアルが必要だと考えたからだという。
「このキャラクターを見たら作品のことを思い出してしまうような、読者を惹きつける強いインパクトのある登場人物が必要だと考えました。その中で、海外で有名なピエロの格好をしたシリアルキラーや、映画の『IT』のことなどを思い出して、『やっぱ、ピエロって怖いよな』と感じて。それを、メインビジュアルに置いた作品にしようと決めて、主人公が濡れ衣を着せられる展開を肉付けしていきましたね」
初期の構想は「主人公がテロに巻き込まれる話」だった
「ピエロの怖さ」をふと思い出し…
主に関西圏で広告関係やマガジン系の仕事をしながら、映像の企画・構成なども手掛ける。芸人さんやちょっと変わった経営者さんなどの話を聞くのがライフワーク Twitter:@h_mirai1987
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