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「上履き」を子供に履かせてはいけない理由。成長とケガを予防するベストな選択とは

上履きにも外履きにも「イフミー」がおすすめ

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IFME「フルカバータイプウォーターサンダル」、3850円

筆者の子供には小学校の低学年までは上履きにも外履きにもこの「水遊びシューズ」を履かせていました。個人的には早稲田大学スポーツ科学学術院と産学協同でつくられている「イフミー」がおすすめです。 一流ブランドと比較しても比較的安価で、どのモデルもつくりにまったく手抜きがなく、水遊びシューズなのでしっかり底にも穴があいていて、水も汗も抜け、靴自体の設計も押さえるべきところを完全に押さえています。子供はむやみに靴を汚すので、洗濯機で洗って翌日には乾いているので本当に助かりました。 サンダルに比べるとはるかに安全で脱着もしやすい・させやすいので、子供が自分で履くこともできるし、親も慣れれば子供を押さえながら「片手で」履かせることもできます。子供はなにかと暴れるので、サンダルは意外に汗でグリップして履かせづらく、勢いで吹っ飛んでしまうこともあり危険です。 しかし、水遊びシューズならすんなり履かせられるので、親もストレスが減ります。イフミーに限らず「水遊びシューズ」は今ではどこのメーカーもしっかり設計されているのでおすすめです。

子供靴のサイズ選びのコツとは?

次に靴選びでサイズを合わせるときのコツを教えます。水遊びシューズに限らず、今の子供靴の9割以上はインソールが外れるようになっています。まず、インソールを外してその上に足を合わせ、つまさきに指1本分くらいの余裕を「目視で確認して」購入するのが確実です。 インソールがとれるのに、靴の外側から指でつまさきをぎゅうぎゅう押してサイズを確認する店員もいますが、これは無知と言わざるを得ません。そのような店で靴を買うことはやめましょう。サイズ選びはとにもかくにも「目視が一番」ですが、中には頑なにインソールがはずれないブランドもあります。 誰でも知っているメーカーですが、このような靴は買わないほうがいいでしょう。しっかりしたサイズ選びができない時点で子供の足のことを考えていないことは必然です。
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底が曲がらない靴も危険
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こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ

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