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ソー活元年に翻弄された学生たち【エピソード集】

ソー活生の成果は?

ソー活生の成果は? ※画像はイメージです

 入学シーズンを迎え、新生活がスタートする4月。その一方、就活生にとっては本格的な就職活動が始まる時期。昨年に引き続き、就活トレンドワードに挙げられるのはfacebook(以下FB)やTwitterを中心とした“ソー”シャルメディアを活用して行う就職活動こと“ソー活”だ。ソー活元年と呼ばれた昨年と比べると、2013年新卒採用のFBページを設ける企業は1000社を超え、約10万人の大学生がソー活にFBを利用(ソー活.com調べ)など、飛躍的に浸透している。

 そもそもソー活とは、学生の就職難と企業側の採用難を背景に、双方のミスマッチ解消のために広がりを見せていた。2011年には、SPA!本誌の特集「ソー活で加速する残念な就職格差」にて、様々なタイプのソー活生とともに、その実情をお届けした。とはいえ、非ソー活時代と比べて何が違うのだろうか? まずは、特集に登場したソー活生のエピソードを紹介しよう。

◆FBを通じて就活イベントに参加し、企業の方と直接話をすることで『自分から動いて挑戦したい』という気持ちが沸いた。

◆履歴書をFB上で公開して内定を得た。

◆希望する業種にOBなどの人脈がなかったが、FBならばOBがいない企業の人と直接アポが取れるうえに、他校の就活生とも繋がりやすく情報交換ができた。

 上記を見る限り、ソー活によって、自分が望む相手と効率良く出会うことが可能になったようだ。ただ、ソー活の波に乗り切れていない人の姿も。

◆FBの友達数は500人を突破。しかし、内定がとれない。ソー活を通じて社会人や学生とたくさん知り合ったものの、結局のところ自己分析ができていないという現実を知らされただけ……。

◆Twitterで自分の転職活動で起きた事柄を備忘録的に配信。そうすることで、転職仲間との出会いや、企業からのアプローチを期待したが、実際には同じ転職希望者や企業からは、フォローすらされず……。

 そんなソー活元年の状況を、就職ジャーナリストの常見陽平氏は「『SNSが使える=優秀な学生』だとは限らない。現段階では、あくまで『一部の優秀な生徒』の発掘というレベル」と語っていた。

 それでは、2012年のソー活はどの様になっていくのだろうか? 後編では、現在、就職活動中で、FBの友達数が1300人超という最前線のソー活生2人に話を聞いた。 

⇒【後編】 ソー活生インタビュー「非ソー活世代と比べると?」
http://nikkan-spa.jp/193103

<取材・文/日刊SPA!取材班>




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