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若者4人を半殺しにした60歳の殺傷能力

 高齢者犯罪が急増していると言われている昨今。実際に加害者が高齢者である殺人・傷害事件がニュースを飾ることは珍しくなくなった。内閣府が発表した平成23年度犯罪白書も、それらを裏付けている。高齢者犯罪において、特に傷害・暴行などの粗暴犯の検挙数が平成10年を境に急激に上昇している。 4/17発売の週刊SPA!「バイオレンス老人急増の謎を追った」特集では、老人暴力の被害者と加害者を取材。その中から、「キレて4人を半殺し」にしたという元バイオレンス老人・田辺敏昭さん(仮名・66歳)を紹介する。

バイオレンス老人

元・高齢粗暴犯の田辺さん(仮名)。池波正太郎の著作を愛読し、安岡正篤を尊敬する。好きな女優は熊田曜子

 田辺さんは60歳の時に、盛り場で右翼団体所属の若者4人に絡まれ、工事現場に連れて行かれた。

「そこで4人を工事現場にあった鉄のパイプや錆びた鉄筋の切れ端でボコボコにしたんよ。そのうち一人の目に鉄筋を刺して失明させた。逃げた二人を追いかけ、近くのラーメン屋台にあった包丁を掴んで後ろから腎臓を二回刺し、もう一人の耳を切り落とした」(田辺さん)

 その後、殺人未遂罪で1年8か月服役。刑務所では印刷技術を身につけ、現在は印刷業を自営するほか、深夜飲食店のサブマネージャーを兼業。彼がキレた時の怖さを地元のヤクザも知っており、店に来ても行儀が良く、長居もしないという。そして経歴にそぐわず、田辺さんは12月25日生まれのクリスチャンでもある。

「でも右の頬を打たれたら左の頬を差し出せとは言わない。『目には目を、歯には歯を』が俺の信条です」(田辺さん)

 世界屈指の高齢社会が来る日本。「元気で長生き」が「凶暴で長生き」にならないよう祈りたい。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>


週刊SPA!4/24号(4/17発売)

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