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「すべてを失った」清水良太郎35歳の今。二度の逮捕から“エンタメの仕事と一生向き合う覚悟”ができるまで

エンタメの仕事と一生向き合う覚悟

清水良太郎 路上ライブが話題を呼び、カフェバーやスナックなどから出演オファーがくるようになった。そして現在は六本木のショーパブ「ものまねエンターテイメントハウスSTAR」にレギュラー出演しているという。 「じつは『BreakingDown8』以降は、すこし落ち込んでいたんですよね。僕は格闘家じゃないので、次の展開が見えなくて……。ただ、社会人とかいろいろ経験して、遠回りもしたけど、改めて自分にはエンタメしかない、これしかないんだってわかりました。  10月からショーパブに出ています。ものまね芸人は大体ショーパブで経験を積んでいるのですが、僕はありませんでした。だから、最初は少しためらいもありましたが、もうプライドがどうこう言っている場合じゃない。いま35歳ですが、一生この仕事と向き合っていこうと思います」

幼少期から“清水アキラ”を直近で見てきた

  ショーパブ以外にもTikTokの配信や主催ライブを行い、オファーがあれば公演やメディアに出演するなど、多岐にわたって活動していく予定だとか。  清水さんには、自分の中で決めた“目標”があるという。 「それは月収です。いくらかは内緒だけど(笑)、一般的なサラリーマンの平均よりも多くの額を自分が大好きなエンタメの仕事だけで稼ぎたいと思っています。とにかく、まずは僕のショーを見てほしい。幼少期から父の姿……超一流のエンターテイナー“清水アキラ”を間近で見て学んできたんです。ショーでは誰にも負ける気がしない」  インタビューの最後に、絶望の淵にいた清水さんから、いま人生に悩んでいる人たちに向けて伝えたいことがあるという。 「これだけは言いたいんです。絶対に助けてくれる人がいるから、まわりに頼ってほしいって。僕も本当に色々あった。すべて失ったけど、絶対に助けてくれる人がいる。どうか、あきらめる前にまわりをもう一度見てほしい」  笑顔で「ショーパブの場所が六本木だから気を抜いて遊ばないようにしないと!」と冗談を飛ばすが、“清水良太郎”の全盛期はこれからなのかもしれない。 <取材・文/吉沢さりぃ、編集・撮影/藤井厚年>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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