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虫が湧くゴミ屋敷、2年半伸ばした爪…40代引きこもり男性の苦しみ「ずっと自分なりに、もがき続けてきました」

貧困などで困窮しているのに“男性だから”と手を差しのべてもらえない男性が「弱者男性」と呼ばれている。先行き不安な時代が彼らを社会の隅に追いやったのか? 彼らが抱える“生きづらさ”の正体を突き止める。

引き出し屋に抵抗するため動画投稿を開始

新型[弱者男性]の肖像

38連勤の末、精神疾患に陥ったイエティさん(45歳)。部屋はゴミで溢れている

’19年、政府は就職氷河期を「人生再設計第一世代」と命名。 これには「失政の責任転嫁だ」とする批判の声が多数上がったが、「ずっと自分なりに、もがき続けてきました」と再設計の苦しみを語るのは、就職氷河期世代の“限界ひきこもり”YouTuber、イエティさん(45歳)だ。 胸まで伸びた髪、部屋に溢れたゴミ袋から虫が湧くといった動画が話題となった。 「動画投稿を始めたのは’22年12月、父親が呼ぼうとした『引き出し屋(ひきこもり支援をうたい法外な費用を請求する事業者)』に抵抗するためでした。いざ部屋に踏み込まれた際の証拠にしておこうと考えたからです」

就職氷河期に50社以上受けるもすべて不採用

イエティさんが社会人となったのは’03年、まさに就職氷河期のピークだ。 「学生生活は割と充実していましたが就活は全滅。50社以上受けましたが、すべて不採用でした。唯一入社できたのが詐欺まがいの信販会社。過酷な労働状況と将来への焦りもあり、転職を試みるも、今度はリーマンショックで難航しました。当時、年越し派遣村の映像を見て『これは他人事じゃない』と思ったのをよく覚えています」
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不動産業界に転身したが不遇は続く
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