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Aマッソ加納「汗かき放題で目の前の“欲”に忠実に」。ひとりメシの醍醐味を語る

飲み屋街の店先は危険で溢れている

こうした発見に恵まれることもある一方で、失敗から得られる教訓もあるそうだ。 加納:飲み屋街で店先の席やテラス席にひとり座っている人は、人との出逢いや会話を気軽に楽しみたい人、そういったフランクな人柄というのが、「ひとりメシ」あるあるなんですかね。外の席で料理が運ばれるのを待っていたら、酔っぱらったサラリーマン男性が「Aマッソや、一緒にご飯食べましょう」って絡んできて。サクッと食べて帰れるのが「ひとりメシ」のいい点やし、私はひとりのときはお酒を飲ないので、シラフのまま酔っ払いと絡むのはしんどいし、知らない人とは絡みたくもない。冗談が通じそうな男性だったので、ボケっぽく、むこういけやってあしらいました(笑)。 飲み屋街の店先の席は危険に満ちています。

「ひとりメシ」は仕事にもリフレッシュにも、自分の都合でアレンジできる大人の嗜み

 様々な経験から独自の世界観を構築している加納さんにとって「ひとりメシ」は止められない。

ジョグ、銭湯からの「ひとりメシ」は勝ち組の作法

加納:ひとりご飯の最中は、自分が出演している番組のオンエアを見ながら、そのボケちゃうやろとか、頭の中で自分にツッコんでのひとり反省会をしています。あとは、YouTubeの映像の編集チェックが多いですかね。だから私にとって「ひとりメシ」は自分との対話の時間だったり、リフレッシュやエネルギーチャージの時間でもあったりする。それに私にとって、ふらっと立ち立ち寄る焼肉屋やホルモンはふらっとひとりBARのような、大人の嗜みって感覚だし、ジョギングして銭湯でさっぱりしてからの「ひとりメシ」なんて、もう「ひとりメシ」における勝ち組の作法って感じじゃないですか(笑)。

「焼肉ホルモン 龍の巣 新宿三丁目」 住所 東京都新宿区新宿3-9-3 松本ビル1F 定休日 無休

「ひとりメシ」には、「性」を無効化する力があるし、成長と休息をもたらしてくれる力も備えている。そんな「ひとりメシ」にクローズアップし、人気お笑い芸人2組がお互いのお気に入りの店から「ひとりメシ」を中継し合う新感覚グルメ番組『ひとりメシ』は、毎週日曜日の夜11時30分から放送中だ。 【プロフィール】 加納愛子 1989年2月21日、大阪府大阪市生まれ。2010年に幼馴染の村上愛とお笑いコンビ「Aマッソ」を結成し、ネタ作りを担当。3年連続で「女芸人No.1決定戦 THE W」のファイナリスト。バラエティに留まらず、小説家やドラマの脚本家など、多方面で活躍中。最新作『行儀は悪いが天気は良い』(新潮社)が11月16日に発売。YouTubeチャンネル「Aマッソ公式チャンネル」は登録者数17万人超(2023年10月時点)
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