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元AKB48・岡田奈々が「裏切りの優等生」に込めた思い

実は「AKB48イチの酒豪」だった!?

岡田奈々――作詞はお酒を飲みながら浮かぶこともあると仰っていましたが、お酒好きはアイドルのときから話されてました? 岡田 ちょっと隠してました。私は別にいいんですけど、「酒好きアイドルっていうとイメージが悪いから」って。 ――ぶっちゃけ、どれぐらい飲まれていたんですか。 岡田 それはもう、AKB48イチの酒豪と言われるぐらい。お父さんがワイン好きで2人で飲んでたら3本ぐらいは空いちゃいます。完全に親の遺伝ですね。ツラいときに飲むと悲しい曲を書き始めて、ハッピーなときだと鬱憤を晴らすような曲を書き始めるんですよ。後半のほうが「ネット弁慶の皆さまへ」とか「ウジ虫がうじゃうじゃ湧きやがって」とか、パンチが強いのが浮かびやすいです(笑)。 ――次の日は覚えてます? 岡田 覚えてます。翌日に読み返して、支離滅裂なところだけを修正して楽曲に生かしたりもします。ただ、酔ってるときにSNSとかで誤爆だけ気をつけていて。基本的に飲むときは、スマホを触らないっていうのは決めてますね(笑)。

岡田奈々の原動力は?

――AKB48時代の岡田さんのインタビューを読んでいると、「ファンの人のために」が原動力になっているような気がするのですが、ソロになった今は何が原動力に? 岡田 今の夢は歌手としてデビューして日本武道館を満員にして、ディナーショーをビルボードでやって、海外ツアーをすることが目標なんです。そういう大きな夢をファンのみなさんと一緒に叶えたい。それが原動力ですし、自分のためというのもあります。 ――卒業後もファンミーティングなどは積極的に開催されていますよね。 岡田 ファンの方と会うのが好きなんです。「ウチの上司がさ~」とか「最近彼氏に振られちゃって……」とか、よく悩み相談をされてます。「男なんて70億人いるんだからすぐ見つかるから大丈夫だよ!」ってアドバイスを送ったり、ファンのなかだとスナックのママみたいな感じかもしれない(笑)。 ――そんな奈々ママに聞きたいんですが、サラリーマンも仕事に追われるなかで精神的に不安定になったり、自分に自信が持てなくなったりするときがあります。そういうときにおすすめの対処法はありますか? 岡田 (ママっぽく)そうね~、いくつかあるんですけど、1つは音楽を聴くことですね。自分がどん底にいるときに、あえて暗い曲を聴いて落ちるところまで落ちると、もう這い上がるしかないっていうマインドになれるんです。 あと、ひろゆきさんが仰っていた「人生は死ぬまでの暇つぶし」という言葉が好きで。結局、親のエゴで生まれたわけだから、必死になって人生に野望や目標を見つけるわけでもなく、自分が楽しいと思えることだけをやってもいいんじゃない?って。悩み苦しむ必要があって生まれてきたわけじゃないって思えば、気持ちがラクになりますよ。
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アイドルとしてやり残したことはない
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