昨年10月に、所属していたアイドルグループ「26時のマスカレイド」が解散し、現在映画やラジオなど、多方面に才覚を発揮し、かつてのアイドルという枠組みにとらわれない活躍を見せる森みはる。 グループ解散から約1年。解散前には「やりたいことがまったく思いつかない」と話していた森の、現在の活動やいま興味があることとは。解散直前に発売されたセカンド写真集『Lastart（ラスタート）』（扶桑社）の思い出を振り返りながら、いまの自分自身について話してもらった。 ──セカンド写真集『Lastart』の発売から1年。あっという間でしたね。 森みはる（以下、森）：『Lastart』では、海での撮影が初めてで、すごく楽しかったのを覚えています。海での撮影が1カット目で、スタッフさんたちから「あまり濡らさないでください」と注意されたんですけど、そう言われなかったら顔からバッシャーッ！ と入りたかったくらいテンションが上がってました。 ──ニジマス（26時のマスカレイド）解散後も、森さんはお渡し会や発売記念イベントに駆け回っていました。 森：私の出身地が神戸なので、地元でお渡し会ができたのが嬉しかったです。イベントに来てくれたファンが「写真集の撮影したロケ地を聖地巡礼してきたよ」と報告してくれて、アイドルオタクの行動力ってやっぱすごいな！ と改めて感じました。それを聞いて、私って影響力あるじゃん！ と自信がついたりもして（笑）。 ──ファンといえば、森さんは個人のファンクラブができましたよね。 森：そうなんです！ と言っても、中身がそんなに決まっていないまま出発しちゃって、フワフワッとしてて、これからどうなるんだろうって感じ。そんな気持ちも込めて、ファンクラブの名前は「ふあんくらぶ」にしました。 ──ファンの方の声を聞きながら、一緒につくっていくイメージですか。 森：そういうこともしたいんですけど、でも、私の性格的に、誰かに相談しても結局自分で決めちゃうんです。本当に勝手ですよね。 ──「それでもいいよ！」と言ってくれるファンがついてきてくれてるんですね。 森：そうなんです、私のファンは優しい人しかいなくて。これだけファンの優しさに甘えている元アイドルも、なかなかいないと思います（笑）。