“美女ライダー”になった52歳のおじさんが炎上したわけ「バイク業界の人たちから『悪印象に繫がる』と誹謗中傷を受けて…」――2023年大反響トップ10
2023年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表してきた。今回のジャンル分けには当てはまらなかったけど、まだまだある大人気だった記事を紹介する!(集計期間は2023年1月~10月まで。初公開2023年6月6日 記事は取材時の状況)
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中年男性の炎上が後を絶たない。火種は確かにあったかもしれない。でも中には火種をつくった人が「おじさん」であったがゆえに余計に燃え広がる事例がある。なぜこんなにも“叩いていい存在”になったのか。その背景を探ってみた。
「おじさん構文」や「静かな退職」など、世間では“おじさん叩き”の風潮が加速している。なかには叩かれてしかるべき中年男性もいる。だが、「おじさん」という属性により過剰に叩かれて生きづらさを感じている人も少なくない。
「幸せになるための婚活で、こんなに批判されるなんて」
そう話すのは、大阪の会社の総務部で働く清水義広さん(仮名・39歳)。1年前からツイッターで婚活の記録を呟いていたが、「交際候補の女性が散歩しただけで『疲れた』と言いだしたので見限った」という旨のツイートが炎上した。
「フォロワーが100人程度で、そのときイライラした感情を率直に投稿したのですが、端折った文章で誤解を招いてしまいました。ただ女性からの批判は『ハイヒールを履いてるのに』『当日に散歩デートを提案するのは非常識』など誤情報ばかりで。それを訂正しても『上から目線だ』と余計に炎上してしまいました」
また“中年で独身”という属性もより叩かれる要因に。
「世間的にその年まで結婚できないのは問題があると人格否定されたり、過去の投稿から職場を特定する人もいて……。明らかにやりすぎですよ」
炎上を機に“女性嫌悪”に似た感情も芽生えてしまった。
「相手に高望みもせず、真面目に婚活しているだけなのに、一斉に叩かれるなんて心外だし悔しいです。幸せを摑んで、寄ってたかって叩いてきた人たちを見返したいです」
婚活の記録ツイートが炎上した39歳
“中年で独身”という属性も叩かれる要因に
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