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“松井秀喜コーチ”の指導で、坂本・岡本は打撃覚醒。今年は「背番号55番の後輩」に高まる期待

3年目の松井と秋広の成績を比較してみると…

松井と同じ背番号55を背負い、将来の中軸になることを期待されている秋広優人。昨シーズンは、ゴールデンウィーク前に一軍に昇格し、しっかりとチャンスを物にした。一軍定着後は、クリーンアップを任されるほど打力が成長し、特別守備が上手いというわけではないが、一塁手と外野手(左翼手・右翼手)を守ることでチーム事情にも応えた。 今年のキャンプでは松井氏が秋広をどのように育成するか注目されている。松井氏の3年目、4年目と秋広の3年目の成績は下記になる。 松井秀喜 3年目:打率.283、22本塁打、80打点、OPS.845 4年目:打率.314、38本塁打、99打点、OPS1.023 秋広優人 3年目:打率.273、10本塁打、41打点 、OPS.720 松井氏の凄さは置いておいて、秋広が現代野球でこの成績を残すことは非常に素晴らしい。持ち前の長打力を実戦で活かせるようになれば、30本塁打も夢ではないだろう。 かつての打線の軸である坂本と丸はベテランの域に達している。そのため、秋広がチームの軸となる長距離砲として独り立ちし、2年目を迎える浅野が期待通りの成長をすれば、迫力ある打線になることは間違いない。 <TEXT/ゴジキ>
野球評論家・著作家。これまでに 『巨人軍解体新書』(光文社新書)・『アンチデータベースボール』(カンゼン)・『戦略で読む高校野球』(集英社新書)などを出版。「ゴジキの巨人軍解体新書」や「データで読む高校野球 2022」、「ゴジキの新・野球論」を過去に連載。週刊プレイボーイやスポーツ報知、女性セブンなどメディアの取材も多数。Yahoo!ニュース公式コメンテーターにも選出。日刊SPA!にて寄稿に携わる。Twitter:@godziki_55
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