恋愛・結婚

バレンタインは“失恋”の危機? 彼氏の「いらない」を鵜呑みにしたら…

彼氏が「いらない」と言うのであげなかったら…

 高いチョコを買いすぎて失敗してしまったちよりさんとは真逆で、大谷恵美さん(36歳・仮名)は、「彼氏がチョコは『いらない』というので用意しなかったら大惨事になりました」という。一体、どういうことなのか。 「デートでデパートに行って買い物をしていたら、やっぱりバレンタインフェアがやっているじゃないですか。もうとんでもない数の店がバレンタイン限定ギフトを出していて、行列を見て私が『うわぁ』って言ったんです。私は混んでいる店も、並ぶのも大嫌いなんで」  恵美さんの「うわぁ」に対して彼も同調しながら「すごいよね。俺はバレンタインはいらないからさ」と笑ったそうだ。 「一応、付き合って初めてのバレンタインだからあげるつもりでしたが、本人がいらないのならあげなくてもいいかって」  バレンタイン当日は会社終わりに合流し、一緒に外食して、いつもなら平日は解散するそうだが、珍しく彼氏が泊まることに。 「断る理由もないからうちにきたんですが、なんかずっとソワソワしていて。でも、何も言ってこないから不気味でした。それで、じゃあ寝るかってときに『バレンタインは?』と子犬のような眼差しで見つめてきたんです」

男性の本心は“バレンタインが楽しみ”

 なんと彼は「いらない」と言ったはずのバレンタインチョコを心待ちにし、いつまでたってもくれない恵美さんにモヤモヤしていたようだ。 「こないだ『いらない』と言ってたから用意してないよって伝えたら、彼氏は『またまたぁ!』とか『早くぅ!』って信じてくれない。  30分ぐらいこんな会話をして、やっと本当にないことを理解したのか『いらないわけないじゃん! 別にチョコじゃなくてもなにかくれたっていいじゃん、マフラーとか!』とキレだしました。あ〜、そういや欲しいマフラーの話してたから、あれはアピールだったんだなと(笑)」  口ではいらないと言いながらも、じつはめちゃくちゃ欲しかったというあまのじゃく。人様の彼氏にこんなことをいうのもあれだが面倒くさい男だ。 「ですよね!ハッキリ言えばいいのに。それからも『Aは奥さんに時計もらってた』『Bはディナーをご馳走されたんだって』と嫌味を言われ続けました」
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ホワイトデーには…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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