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デリヘルの送迎ドライバーが語る“意外な副収入”とは「月10万円稼ぐ月も」

“意外な副収入”で月10万円稼ぐ月も

送迎ドライバーとしては、すでに3年のキャリアを持っている神林さん。特に注意しているのが、キャストとの距離感だそうです。 「これまで、キャストに嫌われてクビになってきたドライバーが多くいます。なので、自分は芸人として培ったトーク力でとにかく楽しませるようにしています。なかには喋りたくない人もいるので、所属しているキャストの傾向をすべて頭に入れて。そうやってキャストに寄り添う送迎をしていたら、人気嬢から指名の送迎が入るように。デリヘルで働くキャストはとにかく疲れているので、送迎だけでも癒やしの空間になるように心がけています。もちろん手を出すのはご法度ですが、とにかく仲良くする方法を常に考えています」 一般人よりもトークが面白く、コミュニケーション能力が高い神林さんは、意外な副収入も得られている。 「車内でタバコが吸いたいからと、清掃代として毎回乗るたびに1000円くれるキャストもいますよ。特に、3店舗あるうちの一つが熟女専門店で、そこのキャストは太っ腹な人も多い。自宅に送迎する際に、その日の売上が良いとお小遣いとして1万円もらえることもある。店には内緒にしていますが、このお手当が月に10万円くらいになることもあり、かなりおいしいんです

ナイフで刺されそうになった

その一方でおいしいだけでなく、夜のお仕事ということもあり、恐ろしい体験をしたこともあるそうです。 「ホテルの場合は良いのですが、自宅に呼ぶお客様はトラブルが比較的多くて。キャストから盗撮されたと連絡が入ったときには現場に乗り込みました。また、泥酔している場合はプレイ前にお断りするのですが、激昂して殴られナイフで刺されそうになったこともあります」 危険とも隣り合わせではあるものの、様々な境遇の人物から話を聞ける点にも魅力を感じているそうです。 「働いているキャストは、いろいろな事情を抱えている。なので、話をすると意外な発見もあるし、お笑いのネタにもつながっています。芸人として売れてほしいと、ライブに来て応援してくれるキャストもいますよ。まあ、自分は彼女もいますし、キャストには下心がないので、芸能事務所のマネージャーとタレントの関係のような感じですが。落ち込んでいるキャストには声をかけて励まし、頑張って働けるようにお互い切磋琢磨してます」 芸人として売れたら神林さんはバイトを辞めると話していましたが、当面は「天職」とも思える送迎ドライバーを続けるつもりだそうです。 <TEXT/高橋マナブ>
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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