恋愛・結婚

「ラブホ行こうね」80代男性の“安キャバ”常連客がセクハラ発言を続ける意外なワケ

「あれナシの同伴はあり得ない」と息巻く彼

男と女の手

※写真はイメージです

 とてもバカバカしいことなのですが、そんなワケでおじいさんはお店の女の子たちからは不人気でした。安キャバなので、時給はせいぜい4,000円程度。よし!彼に指名してもらうぞ、というガッツのある女の子は、私を含め1人もいませんでした。  息巻く彼を、「光栄です」「嬉しいです」「私なんかで本当にいいの?」「ありがとうございます」「お元気なんですね」とやり過ごし、時々は場内指名をもらって、無料で鏡月が飲み放題なんてラッキーと、それなりに楽しんでいました。 「17時に集合して、ラブホテルに行こうね」「あれナシの同伴はありえない」と力説する彼の横顔を眺めながら、同伴が成功した例は果たしてあったのだろうか、などと考えていました。

おじいさんがキリッとする一瞬

  「しようね」を、「光栄です」だけでやり過ごそうにも、なかなか1セット(50分)はもてあましてしまいます。たまには世間話でもしてみるか、と思い「パパのご出身はどちらですか?」と、話を振ってみました。  すでに鏡月をたんまりいただいていたのでうろ覚えなのですが、彼はなかなかの苦労人さんでいらっしゃいました。9人兄弟の長男に生まれて、いつも貧しかったことや、ときには警察のお世話になったことなどを話して聞かせてくれました。 「今は男とか女とかは関係ないよ。若いうちにたくさん苦労しなさい。苦労は体力があるうちにしかできないから」とおっしゃっていたような気がします。すごく良いお話を聞いた気がするのに鏡月のせいでうろ覚えなのが悔しいです。  一瞬だけキリッとした彼のことを一瞬だけ「かっこいい」と思ったのですが、数分後にはやはり「だからね、君もパパと同伴しようね」です。「嬉しいです」とやり過ごしました。
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セクハラ発言の真意
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