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「花見は廃止しました」「歓迎会は行きません」令和の新入社員の行動に思わずア然

4月は新社会人が街にあふれる季節。中途採用に力を入れ始めたメガバンクだが、まだまだ新卒一括採用の文化が根強く、毎年多くの新入社員が入社する。そして平成の時代を生き抜いてきた上司と、世代間による価値観の違いから衝突するのである。 筆者(綾部まと)は新卒でメガバンクに入行し、地方や都内の営業店で法人営業を経験した。そこで数々の新入社員を見たり、彼らの噂を聞いてきた。今回はメガバンクにおける、令和の新入社員による驚きのエピソードをご紹介する。

①自分の歓迎会なのに「絶対に行かない」

飲み会

※写真はイメージです。以下同

平成の頃に比べてだいぶ減ったが、今でも銀行では飲み会が多い。人事異動が頻繁にあり、その度に歓送迎会が行われるからだ。令和の新入社員を迎えた都内の営業店で支店長代理を務めるAさんは語る。 「支店では毎年、新入社員が入ると歓迎会を行うんです。店全体と取引先課ごとで最低二回、一橋会や三田会など、大学ごとにやる時もあります。俺の部下に来た新入社員は早稲田出身で、早稲田はあまり大学で集まらないため、大学毎の飲み会はありませんでした」 課の歓迎会を設定するために日程の都合を聞くと、彼は「行きません」と答えたのだという。 「お前の歓迎会だぞ、と言っても、彼は『嫌です!』と明るく拒否。プライベートの時間を割いて、会社の人間と会いたくないんだとか」 確かに上下関係がはっきりしているメガバンクでは、飲み会で疲れてしまう気持ちは分かるが……。 「俺たちの頃は、先輩から誘われたら断ることなんてできませんでした。結局、彼の歓迎会は開かれないことになりました」

SNSでも会社の人とは「繋がらない」

プライベートでは繋がりたくない。そんな彼のこだわりは徹底されていた。 「食堂で雑談をしている中で、彼が『Xで面白いポストを見つけた』と言いました。スマホを覗こうとしたら、さっと隠されました」 彼は「後でリンク送りますね」と笑顔で返したという。 「感じが悪いな、と正直思いましたよ。俺たちの価値観では、上司に見られても良いものをSNSに書くのが暗黙の了解でした」 そこまでして隠したいSNSに、彼は何を書きこんでいるのだろうか。
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「とりあえずビール」ではなく…
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ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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