仕事

「花見は廃止しました」「歓迎会は行きません」令和の新入社員の行動に思わずア然

③「恒例行事」である花見を廃止

花見桜の名所の近くの支店では、新人が花見を企画したり、場所取りをする文化が残っていることが多い。「今年も花見を設定しろよ」と先輩が伝えたようだが、いつまでたっても案内がこない。 Aさんがどうなっているか新人に尋ねると「あぁ、今年から花見は廃止しました」とさらっと言われたのだという。 「それを聞いて、真っ青になりました。支店長や課長をはじめとして、ロビーのお局様など、花見を毎年楽しみにしている重鎮は多いのです」 そうしているうちに桜は散り、花見の文化も店から消え去ってしまったのだという。 「伝統を大事にするという意識が、俺たちの頃はありました。今の子は新しいものに目がいきがちで、それはそれで良いのですが、古い価値観に興味が持てないんでしょうね」

令和の新入社員ならではの優しさや正義感も

今回はネガティブな世代間の違いを紹介したが、ポジティブな面もあるのだという。 困っていそうな派遣スタッフに「何でも聞いて下さい」と自ら声をかける優しさ、先輩が上司から雑用を押し付けられている姿を見て「それ、〇〇さんに頼むことじゃなくないですか?」と助け舟を出す正義感は、どの世代よりも強いのだとか。彼らが上司になった時、どんな職場が出来上がっているのか、今から楽しみである。 <文/綾部まと>
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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