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高速道路の渋滞中にグラドルが「漏れそう」ロケバス車内、限界ギリギリ衝撃のトイレ事件――大反響GWトップ10

絶体絶命のピンチ「もう我慢できない」

渋滞 しかしそこは高速道路。こんなところで車からおろすわけがない。普段ならそのくらいの判断能力はあるが、あまりの腹痛に「おろしてもらうしかない」で頭がいっぱいだったのだ。 「え? どうしたの? お腹痛いの?」 「ハイ、お腹壊れちゃったっぽくって、本当もう我慢できないんです……」 「えええええええぇえええ! トイレ行きたいの!? ちょ! ちょっと待って!」  明らかに顔面がイッちゃってる私を見て、みんなも焦っていた。  助手席のスタッフはスマホで近くのSAを探してみたが、「やばい、まだまだ先だ……」とつぶやいた。運転手は渋滞でどうすることもできないのに、少しでも前の車がもたつくと「早く行けよ!」とクラクションを鳴らす。  そりゃそうだ。仕事で使っている大切な車が危険にさらされているのだから。漏らされてはたまったもんじゃない。  筆者は、彼らの行動に「ありがたい」と感謝しつつも、現実としては、もはや限界を迎えていた。思考がどんどんヤバくなり、「漏らしたら窓から飛びおりよう」と本気で考えていた。絶体絶命、そんなときに1人のスタッフが叫んだ。 「あ! ここ左に曲がって!」  SAではなく、高速から下道におりれる出口があったのだ。 「助かった……」  筆者はもう半泣きだった。

トイレの神様

トイレ 高速をおりた瞬間、目の前には公的機関のような建物があった。機転を利かせてくれた1人が車を飛びおりると、トイレが借りれるように交渉してくれたのだ。  本来ならばトイレは貸してもらえないようだが、状況が状況だからということで、特別に貸してもらえた。なんとか事なきを得たが、あと1分でも遅かったら完全にアウトだった。  トイレの神様ありがとう。しかしトイレに引きこもること15分。いつもなら効いてくれるはずの強力な下痢止めはまったく効かず、信じられないくらいお腹が痛かった。 「このあと渋滞で何時間も車に乗って帰れるんだろうか……?」  そんな不安が頭をよぎると、再びお腹が痛くなってくる。  車に戻ると、スタッフが「さりぃちゃん、このあともっと渋滞するみたいだから、キツいでしょ? ここから近くの駅まで送るから、あとは電車で帰った方が気がラクじゃない?」と提案してくれたのだ……!  助かる! 電車であればトイレがついている車両もあるし、いざとなれば自由におりられる。なんてありがたい提案なんだ!  筆者はそこでみんなと別れ、地方の聞いたこともない名前の駅から、10回以上おりながら、なんとか東京に帰ったのだった。
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まさにトラウマ
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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