大事なことは「自分にとっての最適な緊張感」を知ること。調教師・福永祐一の教え
自分にとっての「最適な緊張感」を知る
欲と共に、コントロールが必要なことといえば緊張だが、緊張したほうがパフォーマンスは上がるという人もいれば、まったく緊張しないほうがいいという人もいる。
だからこそ大事なのは、最も集中力が増して、精神的にも肉体的にも一番良いパフォーマンスが発揮できる、「自分にとっての最適な緊張感」を知ることだ。
とはいえ、さまざまなシチュエーションで多くの経験を積まないとベストは見えてこない。そのときどきの緊張感とパフォーマンスを記憶に刻みながら、自分のベストを探し続けることが大事だと思う。
自分はデビューして早々に頭が真っ白になるという過度の緊張状態を経験したおかげで、以降は引退まで一度も緊張に飲まれてしまうことはなかったし、比較的早い段階で、あまり緊張しないほうがパフォーマンスを発揮できるという自分の最適解を見つけることができた。
準備不足による不安が緊張につながることをキングヘイローで学んだので、海外で初めての競馬場で乗る際などには、コースレイアウトや馬場の特徴を頭に叩き込み、同じレースに出走する馬の情報も全部仕入れるなど、徹底した事前準備でできるだけ不安要素を取り除いた。あとは、深呼吸することで横隔膜を下げ、身体をリラックスした状態に持っていくことで緊張を逃がすこともあった。
ジョッキーという立場で味わう緊張感
父は現役時代に「天才」と呼ばれた元騎手の福永洋一。 96年にデビューし、最多勝利新人騎手賞を受賞。 2005年にシーザリオでオークスとアメリカンオークスを制覇。 11年、 全国リーディングに輝き、JRA史上初の親子での達成となった。18年、日本ダービーをワグネリアンで優勝し、父が成し遂げられなかった福永家悲願のダービー制覇を実現。20年、コントレイルで無敗のクラシック三冠を達成。23年に全盛期での引退、調教師への転身を決断。自身の厩舎を開業してセカンドキャリアをスタートさせる
1
2
【関連キーワードから記事を探す】
【東京五輪贈賄事件】KADOKAWA前会長、226日勾留の“人質司法”を告発。「証拠なき有罪」弘中弁護士が徹底批判
ソニーがKADOKAWAの筆頭株主として狙う「IP強化」とは? 投資家が注目すべき3つのポイント
ソニーがKADOKAWA買収に動く「2つの理由」。KADOKAWAとしても「ソニーを迎え入れる」のは悪くない選択肢か
元ジョッキー福永祐一氏が語る「その後の人生」。新米調教師になって変わった金銭感覚
大事なことは「自分にとっての最適な緊張感」を知ること。調教師・福永祐一の教え
福永祐一調教師が振り返る「巨大なプレッシャーが襲いかかった‟あのダービー”」
元ジョッキー福永祐一氏が語る「その後の人生」。新米調教師になって変わった金銭感覚
大事なことは「自分にとっての最適な緊張感」を知ること。調教師・福永祐一の教え
最後の直線まで、いかに‟勝ちたい”という気持ちを抑えられるかー。調教師・福永祐一の教え
<安田記念>1番人気はガイアフォースかトロヴァトーレか…穴で狙うべき“サンデーサイレンス3×3”の血統
<日本ダービー>ロブチェン含む“9頭”に「25戦全敗」の絶望的なジンクス…代わって浮上した穴馬2頭とは
武豊の“不機嫌”が話題に…アランカールに危険信号?追い風受ける有力馬は
1番人気は危険か…ヴィクトリアマイルで「軽視したい2頭」と“激走期待の超伏兵”
<NHKマイルC>上位人気馬は“ほぼ壊滅”か…データが示す“激走候補2頭”。コントレイル産駒の一発に期待
この記者は、他にもこんな記事を書いています








