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あおり運転に遭遇した女性ドライバー。“突然の急ブレーキ”で走行を妨げる車が立ち去った「とある行動」――大反響・総合トップ10

はじめて体験したあおり運転の被害

「気持ち悪いので、赤い車が去ってから運転を再開しようと、車を路肩に停めてしばらく待つことにしたのです。でも、こちらが路肩に寄って止まると赤い車も少し前で停車し、私たちが路肩から一車線道路へ出ようとすると、赤い車も出てくる繰り返しがはじまりました」  また、路肩に停車し続けて、前方の車から変な人が怒鳴ってくるのも怖いと思ったとか。三船さんの助手席は男性だったが、よく女性に間違えられるほど線が細い10代で、煽られているこの状況に、すっかりビビリまくっていた。 「同乗者は、できるだけ窓から見えないように、身体を縮めて怖がっている状況。とても何かを相談できる状況ではありませんでした。赤い車が走り去るのを待つこともできないし、前にも進ませてくれない。Uターンをするにも危ない状況が続きました」

「警察って、何番でしたっけ?」

運転手 また、かなり車間を空けて走行していると、赤い車が普通に走行を開始。そのため、「気が済んだのかな?」と三船さんが普通に走りはじめると、また急ブレーキをかけてくるので、抜くに抜けない。路肩に停止し続けるのも、赤い車から変な人が降りてきそうでできなかったという。  三船さんは違う道を行きたかったが、妨害のせいでたいして進んでいないため、曲がり角なども見当たらない。そうこうしているうちに赤い車は、ほかの車がいないこといいことに、1車線道路にもかかわらず対向車線側を走行。運転手はこちら側をみてニヤニヤしはじめたのだ。 「一車線道路には、私たちの乗った車と赤い車の2台しかいない。これは最悪、車がぶつかるまで終わらないかもしれないと思い、同乗者に警察へ電話するよう指示しました。同乗者は『警察って、何番でしたっけ?』とパニックになっていましたが、なんとか110番へ」  スマホから漏れてくる警察の声が、相手ナンバーについて尋ねているのが聞こえた。それに答えようと、同乗者がスマホを持ったまま運転席のほうに身を乗り出す。そしてその後も、同乗者は何度も運転席側へ身を乗り出しながら、赤い車の特徴を伝え続けた。
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ドライブレコーダーの必要性を痛感
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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