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わいせつ動画投稿で「約1億円の収益を得た」男女の代償…元セクシー女優が「海外サイトへの“違法動画投稿のリスク”」を語る

外国人の目に留まれば収入は青天井に

たかなし亜妖さん 志願兵の登場や正規ビデオから同人に流れる女優が増えれば、自然と業界は盛り上がってしまう。ユーザーはお金さえ払えば無修正ビデオを簡単に観られるのだから、こうしてどんどん客も演者も裏へレッツゴー。そりゃあ、正規品が売れなくなるわけだ。  女の子は稼げてユーザーは表のビデオより楽しめる……というお互いウィンウィンな構図が同人界隈では見事に出来上がっている。それに国外無修正モノは海外サーバーに載せるため、外国人の目に留まれば広い層のファンを獲得することも可能。日本人だけを相手にするよりも、収入は青天井になるのだ。  お金と活動の自由度だけを見るなら、同人ビデオが白熱するのも頷ける。ただ多くの人は目に見えてわかるリスクを熟知していないか、逮捕事件をどこか他人事と思っている事実は否めない。大金ばかりに気をとられ、手にする金額以上のリスクが含まれることを忘れているような気さえする。

「稼げる」だけで全てを決めてはならない

 私はセクシー女優や昼職、ライターを経て思うが、お金は本当に大切だ。生きるにはお金が必要不可欠だし、あればあるほど挑戦できる物事の幅が広がる。金銭面がカツカツだと心に余裕がなくなり、人生を彩るのさえ難しいのだから「お金はあったらあっただけ良い」という考えは、決して間違いではないだろう。  でも、稼げるからと言って超えてはならないラインがある。それが無修正同人ビデオの場合は「法律」であり、「大金を得るためなら手段は選びません!」というスタンスは完全にアウトと言えようか。  たとえ1億、2億、それ以上を手にできたとしても、デジタルタトゥーや税金など別の問題が浮上するはず。お札の数だけ幸福が増えれば、その分の悩みだって必ず出てくるのだ。  稼げるからと言って安易に手を染めると、取り返しのつかない状況にだってなり得る。これは表のビデオに関しても同じだけれど、裏にはさらなるリスクが潜む点を多くの人に理解してほしい。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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