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「土下座までしたのに認めてくれない」…モームリ代表が語る、退職させてくれない“ヤバい会社”の特徴

会社はまともでも上司が“ヤバい”

ヤバい上司

※画像はイメージです

 世間的に名の知れた大企業の従業員から依頼が来ることもある。本部のコンプライアンス意識は高いのに、支社や上司が“ヤバかった”パターンだ。 「以前、上司に直接3回退職の意思を伝えたのに拒否され、弊社にご連絡された方がいました。3回目は土下座までしたそうですが、『上司がかたくなに認めてくれない』と。そもそも上司に退職を“認めない”権利はありません。弊社がその会社の総務に退職の旨を伝えたら、すんなり了承されました。  他には、会社の支社に勤める依頼者から『サービス残業・休日出勤だらけだった』と聞き、本社に退職理由として伝えたところ『不足分を残業代としてお支払いします』と丁寧にご対応いただいたこともありました。大企業は支社まで監視できていないことが多いです」

入社式で「退職代行サービスは認めない」

 全国的に拡大している退職代行サービス。知名度に比例して、会社側の対応も変化したという。 「最近では、モームリから連絡が来ると退職理由を聞いてくる会社が増えました。『忌憚のないフィードバックとして会社運営の参考にさせていただきます』と感謝していただくこともありますね。  一方で、入社式で『退職代行サービスの利用は認めない!』と宣言する会社もあったそうです。それを聞いた新入社員の方が不信感を抱き、その日に依頼してきました(笑)。そんな宣言をする必要があるのは、それだけ退職代行サービスを使われているということでしょう」
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退職代行サービスはなくなるべき?
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