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“整形総額5600万円超のアイドルグループ”37歳メンバーが語る上京生活「両親は私が東京にいることすら知らない」

「両親は私が東京にいることすら知らない」

アイドルグループ「私+ism」――二番手キャラですね。 姐鬼:プロデューサーのわかにゃんさんにも前にそれ言われて、「あなたは2番手タイプだね。明るくて協調性もあり、人との関わり方がうまく、嫌われることもなく、流れに身を任せていくのが得意でしょ。でもアイドルで成功するための舵取りには、自主性とか行動力が必要なので、そこを身につけようね」って。たしかにそうだなって思いました(笑)。 ――両親はいまの活動のことをご存じなのでしょうか? 姐鬼:私の両親は、おそらく私が東京にいることすら知らないです。両親と一緒に住んでいるお兄ちゃんからは、たまに連絡が来ますね。「お前の原付廃車にしていい?」みたいな。整形前に正月に帰ったことがあったのですが、その時は両親にお年玉をあげて、食材費も全て私が出してご飯を用意して帰りました。かなりたかられてしまったので、それ以来、あまり戻ってないですね。

メンバー全員でシェアハウス生活ゆえの悩みも

アイドルグループ「私+ism」

37歳には見えないビジュアルの姐鬼ねねさん

——なかなか癖の強そうな家族ですね。いまメンバー全員でシェアハウス生活をしているようですが、揉め事とかはないのでしょうか? 姐鬼:ありますよ! 冷蔵庫にここからここまでが自分のスペースというのテープを貼って区切ってあるのですが、たまにメンバーが“国境”を越えて来ることがあって、そういうときは「ちょっと来て! ここ越えてるから!」と伝えます。あるいは、何か揉め事がったら、わかにゃんさんが「集合~」って会議を開いてくれて、そこで話し合いますね。  ほぼ24時間ずっと同じ空間にいるのでたまにツラくなりますが、でもみんなで暮らすのは楽しいです。みんなどこかしらを整形しているので、その子が手術後に口を大きく開けられなくてゼリーしか食べられないタイミングで、慰めあって、ご飯を食べさせたりします。逆に、そういうときにこそ、元気なメンバーがマックのハンバーガーとか口を大きく開けないと食べられない物を見せびらかして食べるとか。そういういじわるをやったりやられたりしていますね。 ――共同生活には揉め事はつきものですよね。毎晩、寝室で鮨詰めになって寝ているみたいですね。 姐鬼:二段ベッドが並んでいる部屋で寝ています。私ともう1人年長者がいるんですけど、その2人は二段ベッドの下のほうで寝かせてもらっています。体力的に二段ベッドをのぼるのがしんどいので(笑)。あと私は閉所恐怖症で、最初は二段ベッドの天井が怖かったですね。
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体が固いのが悩み
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’92年神奈川県鎌倉市出身。ライター業、イベント企画、映像編集で生計を立てています。レビュー、取材、インタビュー記事などを執筆。Twitter:@yamazaki_naoya

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