仕事

1日400杯売った「元ビールの売り子」が裏側を暴露。真夏のデーゲームの“過酷すぎる舞台裏”

売り子はまさに時間との戦い

はまのあんずさん

はまのさんは現在、水球チームのマネージャーの仕事もしているとのこと

 プロ野球の試合は長くても4時間程度。その限られた時間の中で効率良く仕事をこなす為には「売る場所」も大事になるとはまのさんは語る。 「お酒を飲むお客さんはどこの席にもいるので、『ここがよく売れる!』っていう場所はないのですが、お酒を補給する場所近辺の席は効率良く売れるので、結果的に“稼げる場所”と言えます。単純に往復する時間を短縮できて客席にいる時間が長くなるので。ちなみに私が売っていたサワーは一回で16杯分しか入らないので、100杯売るとしたら7往復することになります。それだけ往復するので、やっぱり補充する時間の短縮は重要ですね」

売り子を辞めた後もスポーツ関連の仕事に

 はまのさんは、その明るいキャラとおしゃべり好きな性格が相まって、顔見知りの常連客も多数いたようだ。売り子の仕事は昨年の9月で辞めたそうだが、今は何をしているのだろうか? 「今はスポーツ関係のインフルエンサーをやっています。野球観戦をしている動画を発信したり、水球チームのマネージャーをやりつつ動画を作ってPRしたり。あとは、SNSのアカウントの運営代行ですね。自分一人でやっているわけではなくて仲間数名とやっているのですが、法人と個人合わせて代行しているアカウントは30以上あります」  最後に「将来的には野球場の近くで、お母さんと一緒にお店をやりたい」と語ったはまのさん。彼女の売り子時代に身につけたコミニュケーション力と、SNSを活用したPR力は折り紙付き。そんな彼女のお店がオープンしたら人気店になる予感がするのは筆者だけではないだろう。  今後の彼女の活躍にも注目していきたいところだ。 取材・文/サ行桜井
パチンコ雑誌『パチンコ必勝ガイド』『パチンコオリジナル実戦術』の元編集者。四半世紀ほど勤めた会社を退社しフリーランスに。現在は主にパチンコや競輪の記事を執筆している。
X(旧Twitter):@sagyosakurai
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