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「納車直前の新車にキズが…」自動車ディーラーの元社員が暴露“やらかし事件簿”5選

やらかし事件簿その3:「納車直前の新車が…」

 顧客の新車納車を3日後に控える営業マンCさん。工場から出荷され、納整センターでオプション装着後に店舗に到着。意気揚々と届いた車をチェックしていたら、フロントガラスに飛び石傷が……。  皆さんも見たことがあるかと思いますが、新車は工場で作られたあと、複数台搭載可能な積載車に載せられ店舗に運ばれてきます。おそらくその時に飛んできた小石がフロントガラスを直撃し、ガラスに傷が入ってしまったと推測されます。  このようなことが起こると、ディーラー店舗では修理対応をせずに納整センターあるいは工場に車を戻して手直ししてもらいます。実は塗装に異物が混入していたり、頼んでいたオプションが付いていなかったりすると同じ手順を踏むので日常茶飯事だったりもします。  傷が発覚したのが納車3日前ということで、Cさんは顧客に平謝り。納車日をずらして事なきを得ましたが、この新車を納車されるお客様は運が良かったのか悪かったのかは本人のみぞ知る、という事態でした。

やらかし事件簿その4:「月末の書類ミス」

契約 筆者の新人営業マン時代のやらかしを暴露します。月末ギリギリの注文をいただき、書類を整理している際にお客様が記入して押印する必要のある書類にミスを犯しました。  その書類を本社に当日中に届けないと月末の実績にならないということで、お客様に即座に電話し、職場に直行。書類を書き直していただいて無事に実績となりましたが、お客様はもちろんご立腹。お詫びとしてお客様にオプションパーツを、自腹を切ってプレゼントするという、苦い思い出です。  実はベテラン営業マンであっても書類の記入ミスを行うこともありますが、ベテラン勢はうまくリカバリーする方法を体得しています。今は完全にNGですが、机の引き出しを開けると他人の印鑑がズラッと並んでいる、というのは本当の話です。
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やらかし事件簿その5:「メカニックがやらかしていた……」
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埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801
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