知名度、仕事内容よりも「社風」で会社を選べ

雇用・人事のカリスマが若者の就職を指南!

◆知名度、仕事内容よりも「社風」で会社を選べ

「本気で就職活動をしているといっても、受けている企業を聞いてみると、人気企業ランキングに従ってたくさん受けただけというケースがままあります。また、面接時に『どうしてウチの会社を選んだのですか?』と聞かれて、『転職エージェントに紹介されたから』と答える人とかも本当にいるんですよ。自己分析と同時に、企業分析も十分にしていれば、自分に合う企業・行くべき道筋が自然と見えてくるはずですよ」

 また、学生などが陥りがちなのは、「仕事内容」のみを研究し、「楽しそう」「良い企業」というイメージから自分に合うと信じ込むというパターン。

 だが、実際に重視すべきなのは、「社風」「人」で選ぶことだと海老原氏は言う。

「キャリアアドバイザーがよく言うのは、『会社を辞める原因のほとんどが、半径5m以内の問題』、つまり、人間関係などの問題ということです。多少企業が伸び悩んでも、仕事が辛くても、気が合う仲間に囲まれていればガマンできるという人は多いんですよ」

 では、面接を受ける際に心がけることは?

「面接を『自分が企業に見られる場』と思い込んでいる人は多いですが、同時に『自分が企業を見る場』でもあるんですよ。自己PRで終わってしまったら、面接官もコミュニケーションがとれないから、小難しい質問を投げるしかなくなるんですが、逆に、『こんな自分ですが、御社に向いてますか』の一言を添えてみると、話が広がります。あるいは、『こんなところは自分に合うと思うが、ここは合わないと思う』というところまで言及する。面接官がコミュニケーションしたくなれば、こっちのもんです」

 面接は、自分が企業に見られる場というだけではなく、企業を知るためのチャンスの場と心得よう。

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海老原嗣生氏
えびはらつぐお●’64年生まれ。大手メーカーを経て、
リクルート人材センター(現リクルートエージェント)に
入社。’08年にHRコンサルティング会社「ニッチモ」
を立ち上げ、代表取締役に。
新著に、『「若者はかわいそう」論のウソ』(小社刊)がリリース


取材・文/田幸和歌子 藤村はるな 古澤誠一郎(Office Ti+) 安田はつね(本誌)
撮影/難波雅史(本誌) 
図版/ミューズグラフィック

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『「若者はかわいそう」論のウソ
 データで暴く「雇用不安」の正体』

著・海老原嗣生/小社刊

雇用のカリスマがはやりの俗説をブッタ斬り
解決策を大胆提言する


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