大谷翔平、前人未到の大記録「50-50」は可能?骨折から復帰のベッツが“キーマンとなるワケ”
ついにスランプから脱出なるか——。ドジャース大谷翔平のバットが3試合ぶりに火を噴いた。
現地12日(日本時間13日)のブリュワーズ戦に1番指名打者(DH)で先発出場した大谷は、3打席目に3試合ぶりとなるツーランを左中間に運び、リードを広げると、4打席目に四球で出塁。すかさず6試合ぶりとなる盗塁に成功し、続くムーキー・ベッツのタイムリーで生還。勝利を決定づけるチーム5点目のホームを踏んだ。
今季の前半戦を打率.316、29本塁打、OPS1.035で終えた大谷だったが、7月17日のオールスター後は、打率.221、7本塁打、OPS.885(12日現在)と決して打撃は本調子とはいえない状態である。
実際に7月下旬から8月上旬にかけて、三振の数が一気に膨らむなどスランプ状態に陥っていた。ただそんな中でもコンスタントに本塁打は出ており、打率もまだ.298をキープ。首位打者のルイス・アラエス(パドレス)と僅か5厘差のリーグ3位につけている。打点に関しても、1位マルセル・オズナ(ブレーブス)とは5差で、いつ逆転してもおかしくない好位を維持したままだ。ナ・リーグでは87年ぶりとなる三冠王も視界に入っている。
また、“足にはスランプがない”という野球界の格言通り、シーズンを通じて盗塁はコンスタントに決めている。むしろオールスター後にそのペースを上げており、すでに自己ベストを上回る33盗塁を記録。
そこで大谷に期待したくなるのが、「40-40」をも上回る前人未到の大記録である。
「40-40」とは、同一シーズンに40本塁打と40盗塁を記録すること。長いメジャーリーグの歴史において、この偉業を達成したことがある選手は5人しかいない。1988年ホセ・カンセコ、1996年バリー・ボンズ、1998年アレックス・ロドリゲス、2006年アルフォンソ・ソリアーノ、2023年ロナルド・アクーニャ・ジュニア……。メジャーファンならだれもが知る名プレーヤーだが、誰も「40-40」を複数回成し遂げたことはない。
今季43試合を残す大谷は、4本塁打&7盗塁で「40-40」に到達してしまう。今月中のスピード達成も十分に可能な数字だ。そうなると前人未到の「50-50」の声も聞こえてくるだろう。
改めて大谷の現在の本塁打数と盗塁数を記しておくと、12日の試合を終えた時点で36本塁打&33盗塁。このペースでいけば、シーズン49本塁打&44盗塁に達する計算だ。
一見すると、盗塁数の方がネックとなりそうだが、先述したように“足にはスランプがない”。7月下旬に4試合連続盗塁や、8月3日に1試合3盗塁など、固め打ちならぬ“固め走り”も可能な大谷だけに、本人の意思次第で50盗塁は十分に実現可能だろう。
盗塁数はオールスター後からペースアップ
前人未到の「50-50」の可能性は?
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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