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大谷翔平、前人未到の大記録「50-50」は可能?骨折から復帰のベッツが“キーマンとなるワケ”

ベッツの復帰が偉業達成への後押しに

 バーランダー氏のポストから1週間。現在は49本塁打&44盗塁ペースとほぼ横ばい。50-50を達成するためには、ペースアップが必要不可欠だが、骨折から約2か月ぶりに実戦復帰を果たしたチームメートのベッツが後押ししてくれるかもしれない。  12日の復帰戦では、負傷前の1番ではなく2番に座ったベッツ。2打席目に自ら快気祝いとなるツーラン、4打席目にタイムリーを放つなどその存在感を示した。このまま1番大谷、2番ベッツで残りのシーズンを戦うとなれば、これ以上ない心強い援軍となってくれるはずだ。  相手投手とすれば、塁上に走者がいる状況でベッツとの対戦は避けたいところ。つまり、これまで以上に大谷を簡単に歩かせるという選択肢は取りづらくなるだろう。結果的に大谷の本塁打増につながる可能性が高い。  また、12日の試合と同様、大谷が一塁にいる状況で打者ベッツと対峙する投手はベッツに集中せざるを得ない。走者大谷に対するマークが弱まり、次の塁を陥れやすくなるはずだ。  盟友ベッツの存在が前人未到の「50-50」を後押ししてくれるのではないだろうか。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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