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「膝と腰が痛い」40代以上が履くべき靴3選。関節への負担を“ゼロ”に近づける

ヒザの負担ゼロへ。ハンズフリー「ミズノ・ユウドウBT」

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mizuno「ユウドウBT」。1万3200円。写真は公式HPより

手を使わず履ける、いわゆるハンズフリー靴が流行りですが、シニア寄りで一番出来がいいと思えるのがミズノの「ユウドウBT」。 ハンズフリー靴は今やワークマンからナイキまで、あらゆるメーカーがつくっていますが、玉石混合で、足が入りやすいと、甲が高くて脱げやすい。甲を抑えようとすると、足が入らないといった矛盾を抱えています。その点を国内の雄、ミズノが解決しました。履き口周りの広さ・ゴムバンドによる甲の抑えが絶妙で、この位置に、この圧力で、ということまでがミリ単位で綿密に計算しています。今風の厚底が不安定で苦手という方にも、この靴は薄底ですがソール全体にクッション・安定性抜群の特殊素材を使い、ハイテク技術満載の一足です。 幅も3Eの広さで偏平足の方でもOK、片足250グラム前後とスマホ並みの軽さ。ちょっとそのあたりの散歩から、本格的なノルディックウォーキングまでカバーできます。ブランドのロゴも目立たず、「運動靴感」がそれほどありません。スポーツメーカーの大きいロゴって子供っぽく見えますからね。 このモデルは3層構造のソールでヒザのトラブルを狙い撃ちにしています。簡単にいえばヒザに負担のかからない歩き方に誘導してくれます。だから名前も「ユウドウ」。バンドはついていますがゴムなのでずぼっと脱ぎ履きができますし、長距離を歩くときでもワンタッチで締めることができます。 20年ほど前までは、シニア靴=ダサい、履きづらい、本格的なものは高かったのですが、今は歩くことをどのメーカーも真剣に考えるようになりました。機能は十分なので、あとは玄関にあると「思わずそればっかり履いてしまう」という靴さえ見つけてしまえば健康寿命はのびていくに違いありません。気分の上がるお気に入りの1足を見つけてください。 <文/シューフィッターこまつ>
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ
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