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「刺青があるからMRIが不安だった」30歳で乳がんが発覚…3児のシングルマザーを直撃

安心して闘病ができるのは「家族の存在が大きい」

 明るくハキハキと話す姿に好感を持つ人は多いだろう。だが人生において、それなりの辛酸も舐めてきた。 「あまりSNSなどでも公言していないのですが、19歳、21歳、27歳のときに出産しました。離婚しているので、3児のシングルマザーですね」  かと思えば、家族の絆はかなり深い。 「私は両親や弟ととても仲がいいので、子育てにおいても本当に助けられています。経済的な面はもちろんですが、精神的にも救われることが多いです。安心して闘病ができるのは、家族の存在が大きいですね。若いころは、それこそ勝手に刺青を入れて、隠すつもりがショートパンツ履いて寝てて母親にすぐバレて怒られたりしましたけど。入れてから3日くらいでバレました(笑)。その後も増えていく刺青に、呆れてましたけどね」

乳がんは「自分がなる病気だと思っていなかった」

Rinaさん これまでモデル業をこなし、イベント会場での仕事も多かったというRinaさんにとって、乳がんの告知はまさに晴天の霹靂。生活のさまざまな部分に変化が生じたという。 「乳がんだと言われたときは、『まさか』の一言でした。自分がなる病気だと思っていなかったんです。今振り返れば、どこか他人事だったのだと思います。これまで、職業柄ということもありますが、タバコ(アイコス)もかなり吸っていましたし、お酒も相当飲む生活でした。自炊などしたこともありません。けれども今は、どちらもやめ、和食を自宅で作る毎日に変わっています。皮肉な話ですが、病気と知ってから健康的になったなと感じますね」  聞く人間に気を遣わせないよう明るく振る舞うからか、病状も安定しているかに思ってしまう。だが検査の数値は必ずしもそうではないようだ。 「がんの病理検査では、『顔つきの悪い、活発ながん』だと言われました。9月から抗がん剤の投与が始まっています。最初の3ヶ月間は、週に1回のペースで行うようです。3週間に1度、3種類の抗がん剤を投与する日があるのですが、やはり特に具合が悪くなりますね。吐き気はもちろん、鼻血が出ることもありますし、手足のしびれ、最近では顔面の麻痺も経験しました。吐き気止めが効かない吐き気というのは経験がなく、とてもつらかったですね」
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丸坊主になった姿を見て、長女の反応は…
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki

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