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ネズミが大量発生した食べ放題店。バイト店員が“客を装って本社にクレーム”を入れた結果…<漫画>――仰天ニュース傑作選

クレームを装った内部通報で改善

 お客さんのフリをした店員からのクレームが入ったことでネズミが住みついている事実が本社に伝わり、ようやく業者が入った。それにより、明らかな変化があったという。 「その後、ネズミは少なくなりました。ゼロではなかったですが、明らかに減ったので『もっと早く業者を呼べばよかったのに!』って思いましたね。お客さんを装うという、ちょっと嘘をついているようなやり方ではあったけど、結果的に本物のお客さんからのクレームがくる前に対策させることができたので、自分としては間違った行動だったとは思っていません。最近はバイトが厨房の様子を撮影してSNSに投稿し、炎上して株価がとんでもないことになる……みたいなこともありますが、それを考えると“クレームを装った内部通報”はまともな行動といえるのではないでしょうか」

自分の身を守るためにも行動する必要がある

 一般的に、会社の不正や問題点を指摘するために従業員が行う「内部通報」は正当な行為とされている。上場企業においては東京証券取引所から内部通報の体制整備が義務付けられているほどだ(アメリカでは内部通報に対して報奨金が支払われた例もある)。  ただ、日本人の気質として内部通報を「告げ口」と捉え、ネガティブなイメージを持つ人が少なからずいるのも事実。そう考えると、今回Aさんが取った行動は誰に対しても角が立たないベストな判断だったのかもしれない。  また、ネズミが住みついている店は、食中毒のリスクが高まるだけでなく、コードをかじられることによる火事のリスクもあるという。自分の身を守るためにも、アルバイトが“バイトテロにならない程度に動く”ことは、正しい選択肢の一つといえるのではないだろうか。 文/サ行桜井
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84

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