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夏フェス会場で倒れた20代女性を「全員が見て見ぬふり」声を掛けられたと思ったら、まさかの…――仰天ニュース傑作選

熱中症で倒れるも、寝ていると勘違いされた?

もはや、フェスを楽しむどころではなくなった真由美さん。前日の疲れもあって、突然会場内で倒れてしまったのだとか。 「友人はどうしても見たいステージがあると別行動していたときに、眼の前がチカチカしてそのまま体の力がスーっと抜けるのがわかった。そのまま倒れ込んでしまい、意識朦朧な状態になってしまいました」 熱中症で倒れてしまった真由美さん。普通ならば、すぐに周りの人が助けてくれそうなところだが、フェスという特殊な会場だったこともあり、声をかけてくる人はいなかったのだとか。 「倒れたのが芝生の上だったので、普通に寝ていると勘違いされたんでしょう。周りにも、座り込んで休んでいる人が多くいましたから。会場では爆音で音楽も鳴っているし声掛けして助けを求めることもできなく、手がしびれてうまくスマホも操作できなかった。結局、友人が気づいて探してくれるまで、30分以上は炎天下の中で放置されていました」

誰も助けてくれなかったことがトラウマに…

誰が悪いわけではなく自業自得なのだが、それでも真由美さんは世知辛い雰囲気を感じたのだとか。 「実は倒れているときに声をかけてきた男性が一人いました。でも意識が朦朧としているため、何も返事ができずにいたら、すぐに知らんふりして去ってしまった。多分ナンパしたかったようで、具合が悪そうにしている私を見て、面倒なことに巻き込まれたくないと思ったようです。近くを通った人もいたのですが、見て見ぬふりで誰も助けてくれずで。少し寂しい気持ちになりました」 結局、友人に介抱され、会場の医務室に運ばれたことで大事には至らなかったという真由美さん。初参戦となった夏フェスで、トラウマになってしまったという。 「友人が一緒にいなかったら重症になっていた可能性もある。そう考えるとなんだか怖くなってしまい、ちょっと当分は夏フェスには行きたくありません。私と同じように、あまりフェスに慣れていない人は、参戦する際に緊急事態の対処法も絶対に考えておいたほうがいいです。多くの人がいても、周りが助けてくれる事はないと考えていたほうが自分のためになります」 くれぐれも自分の身は自分で守るような体制で、灼熱のフェスには挑んだほうが良さそうだ。 <TEXT/高橋マナブ>
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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