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達成不可能なノルマのために奮闘する銀行員の苦悩

余裕なき組織が現場の人間に課す「ノルマ」という名の“十字架”。そのあまりの重みに耐えかねた悲痛な叫びは、今日もあちらこちらで上がっている。今、あなたのすぐそばでも起こっている、サラリーマンを襲う壮絶なプレッシャーの現実に刮目せよ!

◆3食抜きの日々もザラ! 銀行マンの過酷なノルマ

【ノルマ:貸出残高350億円/年】
●高岡俊介さん(仮名)31歳・メガバンク

銀行マン 銀行員のノルマは、基本的にお客さんにいくら貸し出したかの貸出残高の額なんです。

 僕の場合、企業営業なので、一年のノルマを総合するとだいたい貸出残高350億円ぐらい。いくら企業相手だからとは言っても、金額的にはかなり大きいので、半年に1回ある期末にはノルマ達成のためにお客さん回りに事務処理に、食事もできないぐらい忙しいです。

 毎晩深夜残業だし、朝は遅くても8時には出社しないといけないので、夜、気がついたら一食も食べてない日もザラですね……。しかも先輩のベテラン行員たちが利益の多く出る企業を先に持っていってしまうので、若手は残った弱小企業から稼がなければならない。ノルマの達成率は評価にもかかわるのでなんとかしたいんですが、入社9年目なのに、僕のノルマ達成率はやるだけやっても80%ぐらいで、若手の多くがそんな感じです。

 昇進に露骨に響くし、達成できないとわかっているノルマのために奮闘するのは、本当に苦しいです。

― 実録[過酷すぎるノルマ]選手権【3】 ―

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