「え、割り勘?」小学生の食事代を払わない家族に感じるモヤモヤ感。「ちゃんと払って」とは言いづらい
2023年7月末に未婚のまま出産し、シングルマザーとなった現役グラビアアイドル兼ライターの筆者(吉沢さりぃ)。
息子はもうすぐ2歳。成長して意思の疎通が取れるようになり、育児はラクになってきた。とはいえ、筆者の生活能力が急にアップするわけではなく、家事はしんどい。掃除や洗濯は実家からたまに来てくれる母に丸投げだし、ご飯をつくるのが面倒くさいときは、すぐに“外食”に行ってしまう。そこで気づいたことがある。
やっぱり子連れのご飯は大変。首がすわる前は、ずっと寝転んでいたので外食も余裕だったが、歩き回って自己主張するようになってきてからは「あれが食べたい!」「これはいらない!」「ジュースがもっと欲しい!」と騒ぎ、食事が済めば今度は「帰りたい!」「歩きたい!」となる。
だから、もしも“子連れではない友人”といっしょにご飯に行く際、「付き合ってくれてありがとう」の意味を込めて、筆者は多めに払うようにしている(奢るわけではないし、金欠の時は無理だが、ちょっと余裕があれば、500円や1000円程度)。
息子がYouTubeに夢中になってくれた場合は、大人同士でゆっくり話せるが、滞在1時間くらいで出なければいけない時もあるし、息子の機嫌は完全に運任せの“ガチャ”状態。
それに外食先では息子の横を離れられないので、ファミレスだと、友人にドリンクバーを取りに行ってもらったり、よくこぼすのでおしぼりの補充やらなんやらを手伝ってもらうことが多い。居酒屋でも料理を注文してもらったり、取り分けてもらったり、常に何か手伝ってもらっている。
子なし同士ならこんなことはないし、時間も気にせずゆっくり話していられるのに、友人は店員さんばりの動きをしてくれている。
そもそも筆者は子どもを産むまであまり子どもが好きではなかった。子連れで外食にくる友人に対して「旦那さんに子どもを預けてきてくれたらいいのに」と本気で思っていた。
だから、息子を連れていっても何も言わない友人たちには感謝しかないのだ。
だが、少し前に複数の家庭でご飯にいったとき、小学生の大きな子どもがいる家庭が、普通に大人の数のみで割り勘を提案してきて、たまげたことがあった。
小学生の男の子となると、もう普通に大人くらい食べる。というか、普通に大人が食べるセットを注文していた。どう考えても彼の食事代は彼の家族が払うべきだと、その場にいた全員が思っていたと思う。
違和感を覚えていたが、なんとなく「言いにくいな」と思っていた。すると、ある友人が支払いを済ませ、各家庭の食べたものを計算し、請求してくれたのだ。
みんなで食べたポテトなどは、さすがに「この家庭が多く食べたから多めに」は無茶なのできっちり割り勘だったが、それ以外を「あなたはこれとこれだよね?」と。
正直、「助かった」と思った。
またご飯に行く機会がある人間関係だったので、ここでOKしたら、今後もずっと彼女の息子が来るたびに払うことになりかねない。
まぁ大人の合計人数が多ければ割り勘にしたら負担金は少なくて済むが、あまり気持ちは良くないのが本音だ。

筆者・吉沢さりぃ
子連れの食事は“ガチャ”
「え、割り勘?」子どもの食事分を多めに払わない家族にモヤモヤ

※写真はイメージです。以下同
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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