月収11万円⇒80万円。「無口」と言われ続けた女性が独立起業に成功したワケ
昇進したのに、仕事ばかり増えて給料はなかなか上がらない……と、不満を抱えて転職や独立を考えている読者は少なくないだろう。かつて化粧品会社でプレイングマネージャーとしてバリバリ働いていて御子柴詩織さんは、起業してビジネスを軌道に乗せた1人。そんな彼女に、成功の秘訣を教えてもらった。
御子柴さんは、女性の肌をうるおす、うるおい美人漢方の専門家として、講師業やメルマガの配信を中心に活動している。昨年は年商5000万円で、現在の自分の給料は月80万円に設定しているというが、以前は薄給だったと言いこう続けた。
「新卒で入社して15年間勤めていた化粧品会社は、36歳のときに退職しました。退職前の給与は、子育てのために時短勤務だったこともあり、月収11万円程度。27歳くらいから1人目の子供の産休に入る32歳まで、管理職のプレイングマネージャーを勤めていたときも、月収は20数万円で、ボーナスやインセンティブでなんとか生活ができている感じでしたね」
だが、会社に不満があったわけではないそう。
「仕事量に比べてお金はぜんぜんもらっていなかったと思いますが……会社の人もお客様も優しい方が多くて、すごくいい会社でした。私自身のこともちゃんと評価してくれていて、24歳で店長、27歳でプレイングマネージャーを任せてくれたので、やりがいは感じていましたね」
御子柴さんが働き慣れた会社を退職しようと思ったきっかけは2つあったと振り返る。
「1つ目は、会社の商品を大切なお客様に自信を持って勧めることができなくなったから。私は子供のころから健康と美容に興味があって、会社の講習とは別に、化粧品の研究や勉強を行っていました。
そうすると、短期間に使う分には問題がなくても、長い目で見ると、体にあまりよくない成分があることがわかってくるんですね。そういったよくない成分が入っている商品を、お客様に勧めることができなくなってしまって……」
2つ目は、御子柴さんの実体験が大きな転機となった。
「最初の出産後は、店長として職場に戻ったのですが、当時の私は白髪が増えて髪はバサバサ、お肌はボロボロでほうれい線が深くなってしまい、仲の良い後輩には『ヤマンバみたい』と言われていました(笑)。
化粧品を販売するのに、このままではまずいと思っていろいろ調べたところ、出会ったのがうるおい漢方でした。うるおい漢方は、漢方の知識を使ってスーパーなどで買える身近な食材で体調を整えるというもので、実践すると髪や肌が改善したうえ、長年悩んでいた冷え性や頭痛、便秘、神経痛なども治ったんですよ」
独立起業したことで月収20数万円から80万円に

御子柴詩織さん
会社を辞めて独立を決めた理由は…

美容部員時代の御子柴さん
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