「国勝訴の判決文を書くほうが無難だしラク」生活保護費引き下げ違法判決の裏側で輝いた“2人の裁判官”
―[その判決に異議あり!]―
6月27日、最高裁は’13年より生活保護費を国が段階的に引き下げたのは違法とし、処分取り消しとする判決を下した。同様の裁判は全国で起こされており、今回、統一的な判断が示された格好だ。今後は約200万人とされる受給者への対応をどうするかが焦点となる
“白ブリーフ判事”こと元裁判官の岡口基一氏は、この「生活保護費引き下げは違法(最高裁)」の判決について、独自の見解を述べる(以下、岡口氏の寄稿)。

写真/時事通信社
国に忖度した名古屋地裁判断が2人の裁判官により覆された
国勝訴の判決文を書くほうが無難だしラク
―[その判決に異議あり!]―
おかぐち・きいち◎元裁判官 1966年生まれ、東大法学部卒。1991年に司法試験合格。大阪・東京・仙台高裁などで判事を務める。旧Twitterを通じて実名で情報発信を続けていたが、「これからも、エ ロ エ ロ ツイートがんばるね」といった発言や上半身裸に白ブリーフ一丁の自身の画像を投稿し物議を醸す。その後、あるツイートを巡って弾劾裁判にかけられ、制度開始以来8人目の罷免となった。著書『要件事実マニュアル』は法曹界のロングセラー
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