「2025年の月見バーガーは豊作」マック、KFCに次ぐ“意外な伏兵”が…難点は「920円」の値段か
毎年恒例「月見バーガー」の季節がやってきました。大手ハンバーガーチェーンは期間限定でお月見をイメージした商品を続々発売。今年は各社ともにリニューアルや新作が出そろう豊作の年と言えそうです。「一体どこの月見バーガーが本当においしいの?」と気になっている方は少なくないでしょう。価格がそれなりにするものもありますから、失敗せずに期待以上の月見体験をしたいところです。
そこで今回は、オススメ商品と食べる前の注意点をご紹介していきます。「想像とちがった!」ということにならないように、購入前のヒントにしていただければ幸いです。
とろける餅は感動必至。注意すべきは食べるタイミングと価格。
ユニークさで大きな注目を集めているのが、ウェンディーズ・ファーストキッチンの「月見もっちシリーズ」。丸餅を月に見立てた独創性あふれる月見バーガーで、餅とハンバーガーという斬新な組み合わせがどれほどの感動を与えてくれるのか気になりますよね。
まずはファーストキッチン、ウェンディーズの両店で販売している「月見もっちバーガー」を食べてみると、確かに餅がうまい! もっちもちでありながらふんわりとろける食感はハンバーガーの概念を大きく広げてくれるインパクトがあります。この食感や食べ心地は“揚げ餅”だからこそ。このバーガーのために開発された和風パティやバンズや濃厚なてりやきソースと相まって病みつきになる魅力があります。
しかし気になるのは、価格。「月見もっちバーガー」が920円、「チーズ月見もっちバーガー」が950円(いずれも単品価格)ですから、購入にはそれなりの“覚悟”が必要でしょう。そしてもう一つ、がっかりしないために知っておくべき留意点は、「冷めたら餅は固くなる」ということ。餅の性質上当たり前といえば当たり前なのですが、ハンバーガーは少し時間がたってからゆっくり食べるという時もありますから、そんなシーンではオススメしにくい商品なのです。他店にはない特別な味わいは、30分以内の温かい状態で堪能するのがオススメです。
新作「とろ旨すき焼き月見」はリッチ感あり。食べた後に残るインパクトは……?
続いては、月見バーガーを牽引する王者マクドナルドから新作として登場した「とろ旨すき焼き月見」。マックの月見バーガーは8年ぶりのリニューアルとなり、味の決め手となるトマトクリーミーソースが改良されました。この進化に和のごちそう感を加えたのが、「とろ旨すき焼き月見」です。
おいしさのポイントは、溶き卵にすき焼きをくぐらせたようなまろやかなすき焼きフィリング(ペースト状のソース)と、バター風味のバンズ。たしかにバンズのリッチな味わいは食べればすぐにわかるレベルで、チーズのとろけ具合やむし焼きたまごの厚みは月見感を盛り上げてくれています。つまりビジュアル面での魅力はかなり高めで、この時期ならではの季節感を楽しませてくれることは間違いありません。
ただし実食してみて気になったのは、口の中に入れてゆっくり味わった時に残るインパクトがやや不明瞭であるということ。おいしくなったトマトクリームソース、すき焼きフィリング、ふわもち感のあるバンズはどれも素晴らしいのですが、それぞれの個性がしっかりあるために、それらが合わさった時に個々の魅力が分かりにくくなってしまう可能性があります。万が一これが、「やっぱり王道の月見バーガーだな」と思わせる戦略だとすれば、マックおそるべしですが……。

今年の月見バーガーはリニューアルや新作にあふれています
①ウェンディーズ・ファーストキッチン

ウェンディーズの「トリュフ月見もっちベーコネーター」単品1450円

てりやきソースに絡まった揚げ餅は最高です。
②マクドナルド

マクドナルドから新登場した「とろ旨すき焼き月見」単品540円~

チェダーチーズのとろけ具合やむし焼きたまごの存在感が、食欲をそそります。

一番のポイントは何なのか? を考えてみると……
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食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。
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