“ロバーツ采配”に批判続出…ドジャース連敗の裏に潜む「延長18回勝利の代償」と「圧倒的な捕手力の差」
メジャーリーグのワールドシリーズ(以下、WS)は、第5戦を終えて、ブルージェイズが3勝、ドジャースが2勝。1勝2敗から敵地で2連勝したブルージェイズが王手をかけて地元に戻る。
移動日を1日挟み、第6戦は日本時間11月1日にトロントで行われる。先発マウンドに上がるのは、第2戦と同じケビン・ガウスマンと山本由伸のマッチアップ。もう負けられないドジャースは、再び山本頼みの状況に直面している。
そして、本シリーズで、ブルージェイズとドジャースの明暗を分けている要素が2つある。それが「監督の采配力」と「捕手力」である。
シリーズを通して投打ともにブルージェイズが圧倒している印象もあるが、第4~5戦を2連勝した要因の一つが、第3戦の選手起用にあった。
フレディ・フリーマンが延長18回にサヨナラ弾を放ち、ドジャースが勝利したが、その後の2試合を見ると、真の勝者はブルージェイズと言えるかもしれない。
というのも、6時間半超えの熱戦となった第3戦において、延長突入後、両指揮官は対照的な采配を振るった。具体的には野手の交代である。
ロバーツ監督は延長13回にミゲル・ロハスとアレックス・コールを続けざまに代打起用したが、野手の交代はこの2人だけ。DHを務めた大谷を含む他の7人は“2試合分”となる18イニングをフル出場した。
一方で、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、スイングで負傷交代したジョージ・スプリンガーへの代打を含めて、5人の控え野手を途中出場させた。
特にシュナイダー監督のファインプレーとなったのが、延長12回に捕手のアレハンドロ・カークに代走を送ったこと。チームの要を交代させてまで勝負に出たが、結局、得点にはつながらなかった。しかし、カークは残る6イニングで費やすはずだった体力を温存できたともいえるだろう。
捕手は守備の際にフィールド全体を見渡すことができるため、“第二の監督”や“フィールド内の監督”と呼ばれることがある。短期決戦においては、攻守でより躍動する捕手がいるチームが流れをつかむことも珍しくない。
本シリーズにおいて、カークは打率.333、2本塁打、6打点と打撃は絶好調。それに対して、スミスは打率.238、1本塁打、4打点とレギュラーシーズン中のような打棒を披露できていない。
シーソーゲームの様相を呈している今年のWSだが、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督の采配に対して批判の声も上がっている。大谷翔平が先発登板した第4戦、そして第5戦ともに、終盤の継投策が失敗。2試合連続で、先発投手がマウンドを降りた7回に複数失点を喫しており、レギュラーシーズンと同様、ロバーツ監督が特定選手に固執する采配が裏目に出ている印象だ。Yoshinobu’s locked in. pic.twitter.com/swQuBc9bWY
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 31, 2025
両チームの明暗を分けた“2つの要素”
カークの体力を“温存”させる結果に
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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