<高松宮記念>“3強決着”ではない?短距離なら「川田>ルメール」と言い切れる理由
G1ウイナー4頭を含む14頭が重賞ウイナーという、好メンバーがそろった今年の高松宮記念。前評判通りなら、サトノレーヴ・ナムラクレア・パンジャタワーの3頭が3強を形成することになりそうだ。
連覇を狙うサトノレーヴは7歳馬ながら、まだキャリア17戦目。丸1年間、勝利がなく目下4連敗中だが、4戦のうち3戦が海外競馬だった。
1番人気に支持された昨秋のスプリンターズSは中団からレースを運び4着に敗れはしたが、前有利な馬場も影響したか。今回は騎手リーディングを独走中のC.ルメール騎手が騎乗し、連覇を達成する可能性は十分あるだろう。
そのルメール騎手が近走の手綱を取っていたナムラクレアは、1年7か月ぶりに浜中俊騎手と再コンビを結成する。サトノレーヴと同じ7歳馬だが、こちらはすでにキャリア25戦目。高松宮記念は3年連続2着の舞台。陣営も今年こその気持ちが強いだろう。
今年の中京芝は外差しの傾向が続いており、今の馬場なら悲願のG1制覇も夢ではない。
3強の中で最も年齢的な上積みが期待できるのが、昨年のNHKマイルCを制したパンジャタワーだろう。近2走はオーストラリアとサウジアラビアでいずれも5着に敗れているが、2戦2勝の1200m戦なら上位争いに加わる可能性は高い。
管理する橋口慎介調教師も「(1200mは)ベストの距離」とコメントしており、混戦が続く短距離界で“世代交代”を印象付ける可能性は十分あるだろう。
そんな3強を追う筆頭候補が、こちらもG1馬のママコチャである。
ママコチャは、ナムラクレアと同じ7歳牝馬で、4歳時にスプリンターズSを制覇。その後は12戦1勝(25年オーシャンS)と勝ち切れていないが、大崩れしない堅実な走りを続けている。
高松宮記念には過去2回出走し、2024年が3番人気で8着、2025年は6番人気で3着。管理する池江泰寿調教師は「中京の1200mは結果が出ていないなというイメージ」と話すが、戦績を見る限り、右回りよりも左回りでの成績が上。前走のオーシャンSは4着に敗れたが、勝ち馬とは0秒1の僅差だった。
池江師も「叩き良化型ですので、一回使った上積みはある」と、強気のコメントを残しており、2年半ぶりのG1制覇も夢ではないだろう。
実績拮抗の“3強構図”をどう読むか

ナムラクレア
写真/橋本健
パンジャタワーの距離適性に注目
G1馬ママコチャの「復活を後押しする好材料」とは
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。
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