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高松宮記念とドバイワールドカップ開催! 中京とメイダン競馬場を徹底解説

土曜夜からずーっと競馬だ

勝SPA競馬のゴール

写真はイメージ

 今週末の競馬は実に盛りだくさん! 国内ではG1高松宮記念を含む4つの重賞が組まれており、また海外ではドバイワールドカップデーとして日本馬が総勢22頭も出走します。そのうち、土曜の夜に我々も馬券が買えるドバイのレースはドバイゴールデンシャヒーン、ドバイターフ、ドバイシーマクラシック、ドバイワールドカップの4レース。日曜夕方の高松宮記念まで、競馬ファンにとって最も長い1日が幕を開けます。  この楽しみを少しでも多くの方と分かち合いたいので、今回の記事では高松宮記念とドバイの4レースの展望や解説をお届けできればと思います。本記事を参考にしていただき、週末の競馬が少しでも良いものになれば嬉しい限りです。

高松宮記念で大事なのはマイル適性

 芝1200mの条件は東京競馬場を除く9か所の競馬場に存在しています。そのなかで最も直線の長い競馬場が、高松宮記念が行われる中京競馬場なのです。 1200mでレースが行われる競馬場の直線の長さ 札幌競馬場:266.1m 函館競馬場:262.1m 福島競馬場:292.0m 新潟競馬場:358.7m 中山競馬場:310.0m 中京競馬場:412.5m 京都競馬場:328.4m 阪神競馬場:356.5m 小倉競馬場:293.0m  次点となる新潟競馬場や阪神競馬場と比較しても50m以上長く、同じG1が行われる中山競馬場との比較では100m以上も長くなります。1ハロンが200mですから、中山競馬場と中京競馬場では直線の長さが0.5ハロンも違うわけですね。直線が長いということは、ゴールまで惰性で粘りこめる条件ではなくなり、しっかりと加速して他馬を追い抜く力が必要になってきます。  こうした加速力が必要になるレースの多くはマイル以上の距離で見られます。実際、昨年の2着レシステンシアとインディチャンプはマイルG1を制していますし、桜花賞馬グランアレグリア(2020年2着)、レッツゴードンキ(2017年2着、2018年2着)などマイル実績のある馬が多く上位に好走しています。  このような背景から、高松宮記念はマイル適性が重要なレースと言えるでしょう。
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高松宮記念の注目馬を紹介
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各種メディアで活躍中の競馬予想家。新刊『安井式上がりXハロン攻略法(秀和システム)』が11月15日に発売された。『競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(ガイドワークス)』『超穴馬の激走を見抜く! 追走力必勝法(秀和システム)』、『安井式ラップキャラ(ベストセラーズ)』など多数の書籍を執筆。
Twitter:@RyotaYasui

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(秀和システム)


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