「動物園を買って4日目でジャガーが逃げた(笑)」映画化された実体験を告白
「週刊SPA!」6/4発売号「エッジな人々」にて掲載中。
<本誌構成/齊藤武宏 撮影/尾藤能暢 再構成/SPA!編集部>
家を買ったら、動物園がくっついてきた!?
イギリス人ジャーナリスト、ベンジャミン・ミー氏はひょんなことからそんな珍しい体験をした人物だ。父親が亡くなり、母親と一緒に暮らそうと大きめの家を探していたときに38エーカー(約1.6キロ平方メートル)もの敷地の屋敷の広告を見つける。
「その物件を見に行ってしまったのが、大きな間違いでした。250種類もの動物が暮らす動物園が併設されていて、ここを僕たちが買わなければ彼らの4分の3は殺処分されてしまうだろう、と直感しました」
そこでベンジャミン氏は家族の反対を押し切り、母の家を処分した100万ポンド(約1億2400万円)で動物園つきの物件を購入。しかし、「新居に引っ越したときには手持ちは7000ポンド(約87万円)しか残っていなかった」というから、あっという間に借金地獄に陥るはめに。スーパーで牛乳を買おうとクレジットカードを出したら、限度額オーバーで「牛乳すら買えないのか」と愕然としたという経験も……。
さらに、動物園経営にはまったくの素人ゆえの失敗も多々、引き起こしている。
「動物園を買って4日目でジャガーが逃げました。なんとかことなきを得ましたが、その後もオオカミやサルにも逃げられて(笑)。これらの体験を本にしたら、映画化もされ(『幸せのキセキ』/6月8日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー)、いろいろな人から『私も動物園を買いたいんだけど』と相談されるようになりました。でもね、『絶対にやめときなさい』と言っているんですよ(笑)」
とはいえ、これからの動物園の経営を熱く語るベンジャミン氏。映画化効果で客足も伸びている(とはいえ、劇的に経営がラクになったわけではないのだとか)そうで、なんとか愛しい動物たちのため、これからも頑張ってほしいところだ。
※より詳しいインタビューは、
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