通勤トレーニングで弛んだお腹を引き締める
通勤トレーニングで弛んだお腹を引き締める
「実は、電車内はメタボ対策にうってつけの環境なんです」とは、プロポーション・カウンセラーの蓮水カノン氏。込み合う通勤電車内では体を動かせる範囲が限られているが、果たしてその理由は?
「メタボの象徴=出っ腹ですが、そもそもお腹が出る原因は、毎日の食事や姿勢、重力により全身の筋肉バランスが歪み、体の中心に位置するお腹回りに余分なお肉が溜まってしまうことにあります。ですから、腹筋などのキツい筋トレに精を出しても、根本的な解決にはなりません。重要なのは、全身の筋肉バランスが調整された状態をマスターすること。そして、電車内の吊り革を使えば、その状態を最小限の動きで効率よくマスターすることができるのです」
具体的な方法は、下図のとおり。まずは歪みをなくす姿勢をつくり、それを7秒間のお腹引き締めで体に叩き込んでしまうのだ。
「私が考案したこの”腹ペタダイエット”は、本来ならお腹を引き締めるためにメジャーを使います。でも、吊り革を下方向に引っ張る力を利用すれば、メジャーがなくてもお腹に力を入れやすくなるし、途中で膝が曲がって姿勢が乱れる心配もない。初心者にはピッタリです。一度に7秒×3セットを目安に行えば、1~2週間で体のシルエットが変わってきますよ」
「7秒腹ペタ」でメタボリック解消
(1) 吊り革を持ち、つま先とかかと、膝をくっつけた状態で膝を曲げる。
これだけで下半身の歪みが矯正され、O脚の改善にも繋がる
(2) 吊り革を下方向に引き、その力を利用しながらお尻の穴をキュッと
引き締めて膝を伸ばし、そのままお腹をグッと引き締めて7秒保つ
(3) 7秒が終わったらリラックスし、あと2回繰り返す。吊り革は両手で
持つのがベターだが、荷物が手放せないなら片手でもOK
また、慣れたら腹ペタダイエットを行った後に、下図のストレッチにも挑戦してほしいとか。
「揺れる車内でつま先立ちをすると、体の軸をストレートに保つバランス感覚が磨かれます。すると、全身の身体能力がさらにアップし、よりスタイルがよく疲れにくい体が手に入るのです」
「7秒つま先立ち」で疲労に負けない体に
(1) 腹ペタダイエットで全身の筋肉バランスを調整した後、
つま先とかかと、膝をつけ吊り革を持ったまま、思い切りつま先立ちをする
(2) かかとをゆっくり下ろし、地面まで1㎝のところで止め、そのまま7秒キープ。
揺れに負けてしまう場合は足を肩幅に開いてもOK
(3) 3日もすれば誰でも足を揃えた状態で7秒キープできるようになる。
最終的には何分間でも何駅分でもキープできるようになるだろう
そして、運良く座席に座れたときは、下図下段のストレッチを。
「お尻の筋肉=大臀筋を鍛えることは、ヒップアップだけではなくED防止にも繋がります。できれば習慣にしてしまいましょう」
「7秒お腹引き締め」でヒップアップを!
(1) 姿勢が乱れにくくなるよう、背面ギリギリまで深く腰掛ける。
浅く腰かけてふんぞり返る姿勢は、出っ腹の一因でもあるので要注意
(2) 背筋を伸ばしお尻の穴をキュッと締めると、膨らんだ大臀筋で
上体が少し持ち上がる。そのまま7秒キープし、ゆっくり力を抜く
(3) 目安は一日7秒×3セット。大臀筋だけで上半身を支えるこの
ストレッチは効果絶大で、1週間ほどでお尻がプリッとしてくるとか
【蓮水カノン氏】
プロポーション・カウンセラー。キレイファクトリー主宰。
腹ペタダイエットの詳細は著書『一日7秒で腹は凹む』(小社)にて
『一日7秒で腹は凹む』
発売中・756円
蓮水カノン先生が8年の歳月をかけて生み出した、誰でも簡単に一日7秒でお腹を凹ませられる究極のメソッドを余すところなく公開。ほかにも、「お腹が出るとハゲやEDになりやすい」という衝撃の理論や、よりお腹を凹ませるための食事&生活習慣におけるアドバイスなど、体形が気になる20~40代ビジネスマン必読の情報が満載だ。小社刊。
詳しくは コチラ から。
イラスト/まるやまともや
― 憂鬱な空間を一変する(得)通勤革命【2】 ―
ハッシュタグ